リーダーの役割として、多くの人に同じ方向を向けさせて、一人ではできない大きなことを成し遂げるというのがあります。
ただし、そのリーダーのやり方の方向性は、大きく二つに分かれます。
チームのメンバーのまとめ役となるか、または自分に他者を従わせるかです。
前者は、社会的な調和を重視した協力関係、後者はリーダーの個を重視した主従関係です。
いずれも、節度がある範囲ならば問題になりません。
前者は協調性を重視し、問題が起こりにくいですが、スピード感で劣ります。
後者はスピード感がある一方で、度が過ぎると問題になることがあります。
また、前者は調和を重視するため、裏切りを嫌います。
後者は自分中心の考え方なので、目的のためならば他者を裏切ります。その代わり、成功すれば、自分の環境や社会を超えた大きなスケールのことを成し遂げることが出来ます。
同じ「リーダーシップ」でも、どちらが自分に合っているか、どちらが今の環境に合っているかを考えてから、頑張っていくのがいいと思います。
本や研修を鵜呑みにして、本当にやるべきことから外れないように気をつけたいものです。