ピーター・ドラッカーという人が、こんなことを言っています。
人が成果を上げるのは「強み」によってのみである。
また、ドナルド・クリフトンという人は、こんなことを言っています。
弱みを克服しても -10 を -4 にしか引き上げられないが、「強み」を伸ばせば、同じ努力量で +10 を +40 にすることができる。
これは、自己啓発や人材育成におけるポイントを説明するときに、引用されるものです。
たとえば人材育成であれば、新入社員や伸び悩む社員に、ダメ出しばかりするのではなく、その人の得意なこと、強みを生かしていくことが重要というわけです。
また、強みを生かすには、振り返りが大事とのことです。うまくいかなかったときの反省はよくしますが、うまくいったときの振り返りはあまりしませんね。
うまくいったときこそ、なぜうまくいったのかを明確にする。うまくいった方法を、また同じようにくりかえし行うことができるようにしておく。さらによくしていくにはどうすればよいかを考える。
このように、うまくいったときにこそ、振り返る習慣をつけたほうがよい、というわけです。
まあ一理あります。仕事ではそのほうがいいかもしれませんね。達成感もあるでしょうし。
ただ、私は基本的にネガティブ思考なので、ネガティブなフィードバックには慣れていますし、反省してばかりでも平気です。
うまくいったことについて、あまり前向きに考えませんし、たまたまうまくいっただけだろうと。成功体験なんて、ただの楽観主義ではないか、とも思うわけです。
とはいえ、ドラッカーさんやクリフトンさんが、せっかくあんな風に言っていますので、体育会系にならない程度に試してみてもいいのかなとは思います。
何をやってみるのかというと、競馬予想における振り返りです。
今、選んだ軸馬が来なかったときに、反省点を書くようにしていますが、今後は、うまくいかなかったときの「反省」はやめて、うまくいったときの「振り返り」に変えたいと思います。
そして、ただうまくいったと喜んで終わりではなく、なぜうまくいったのかを分析し、次に活かしたいと思います。
負ける回数のほうが明らかに多い競馬において、うまくいくかは分かりませんが・・・モノはためしですね。
今年は6月までで66レース、当たったのは7回です。今月はまだ当たっていないので、的中率10%を切ってますね(苦笑
そんな限られた当たりの中から振り返ると、このようなことが見えます。
■当たったときの振り返り
・1頭が1着に来る自信があった
・気になる逃げ馬が来た
・少頭数だった
・クラスが上だった
・疲れが残っていなかった
・穴を軸にせず、ヒモにしておいた
・2強の1-2番人気から流した
・2強の1-2番人気から流した(2回目)
・強い逃げ馬を見つけられた
・2強の1-2番人気から流した(3回目)
・結果2強となった2-3番人気から流した
■そのほか
・データはあまり見ていない気がする
・シンプルクラスも参考程度
こう見ると、単純に2強の1-2番人気から流して当たってるだけじゃないか、と思ってしまいますが(苦笑
そうだとしても、競馬というものが、そういうものなんだろうと思います。強い馬が勝つという。そういう条件にあうレースでは、素直に狙うのがよさそうですね。
1-2番人気が固い場合、1-2着付の三連単も買っておけばよかった、というコメントも見られたので、狙ってもいいかも。
あとは、あまり穴すぎないところで、とても自信がある馬を見つけたとき。そういう馬がいたら1頭軸もいいかも。単勝にするかは悩みどころ。
穴の逃げ馬は、来るとデカいですが、うまくいったパターンは、ヒモで抑えておいたときなので、軸にはしないほうがよさそう。
シンプルクラスは万能ではありませんが、上位クラスで、疲れが残っていない、中穴くらいの馬を見つけられると面白そうです。
一発あるかも?ではなく、実力はあるけど何らかのマイナス要素(休み明け、騎手、芝ダート替わりなど)で人気を落としているといいですね。あまり大穴は狙わないほうがよさそう。
少頭数や2強など、該当するレースが限られる内容もありましたが、うまく活かしていきたいと思います。
また、データは今後も集めていきますが、参考程度として、シンプルクラスは卒業し、ぱっと見の馬選びで自然とできるようにしていきたいと思います。