神話の法則

TV・映画私見
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何気なくネットを見ていたところ、「神話の法則」という本があることを知り、興味を持ちました。

神話の法則は、クリストファー・ボグラーという人によって著された本で、元々は、世界の神話について書かれた本とのことです。

世界中に神話がたくさんあり、それらのストーリーを分析してみると、主人公が旅に出て、困難を乗り越えながら、目的を果たし、平和や報酬を手に入れる、といった一連の流れに共通点、規則性があることに気づいたと。それらを法則としてまとめた本だそうです。

その王道のサクセスストーリーの分析結果は、現在のさまざまな創作物でも活用されているそうで、ハリウッド映画が取り入れていたりとか、作者が明言していなくても、それに準じた感じのストーリーがたくさん見られるそうです。


神話の法則の本はプレミアがついていて、買うと高いそうなので、どうしたものかネットを見ていると、いろんな人が法則を紹介してくれているので、ありがたく使わせてもらおうと思います。

神話の法則で「法則」とされている項目は、以下の12項目です。

 1. 日常・現実の世界
2. 冒険へのいざない
3. 冒険の拒否
4. 賢者との出会い
5. 戸口・関門の通過
6. 試練、仲間・敵対者との出会い
7. 最も危険な場所への接近
8. 最大の試練
9. 報酬
10. 帰路
11. 復活・再生
12. 宝を持っての帰還

元は海外の本なので、紹介しているページにより表現が変わりますが、いろんなページを見て、私がわかりやすい表現にしています。


まず、日常の主人公の生活に触れることで、視聴者は主人公のキャラが分かります。

ある日、冒険に出るきっかけが発生します。敵が襲ってきたり、倉庫からなにかが出てきたり、いろいろありますね。

で、冒険にすぐ出るかというと、ちょっと迷うワンシーンをはさむところがにくい。それにより、決断してよかったね、というエンディングへの前フリになります。

そんでもって、迷っている主人公に、旅立ちを決意させる賢者があらわれ、ついに旅に出ます。

最終目標までは長い道のりで、途中にいくつかの関門があります。それらを乗り越えていく主人公。

試練があったり、仲間と一緒に行動したり、敵が現れたりして、話が進んでいきます。

そして、話はクライマックス、ラスボス的なところまで来ます。

主人公には、今まででもっとも大変な試練が待ち受けています。

なんやかんやあって、その試練もクリアし、目的達成、報酬を得ます。ここで話が終わるものもあります。

ただ、もう少し続くことがあります。帰路をちゃんと描くのです。

また、ただ目的を果たして、報酬を得るだけではなく、仲間が生き返ったり、町が蘇ったりなど、奇跡も起きたりします。

エンディングでは、宝を持ち帰った主人公が、我が町、我が国に帰ってきます。その後平和で豊かになりましたとさ。よかったね。めでたしめでたし、となります。


このパターンの話はたしかによく見る気がしますね。題材はいろいろあれど、展開は似ています。

桃太郎は、鬼退治のために仲間を連れて旅に出ますし、ドラゴンボールもブルマが来たことをきっかけに旅に出ます。困難が次々に訪れますが、一つずつクリアしていきますね。

いつかそういった冒険もののストーリーを書いてみたいなと思いました。

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