競馬 がっかりするかどうか

競馬コラム
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競馬の予想は、冷静にいつも同じ予想スタイルで、考え方がブレないことが安定した勝ちにつながると言われます。

ゴルフのショットでもボウリングでも同じです。いつも同じスイングで何度も何度も同じ投球で、常に同じように動けるかどうか。それが安定したスコアにつながります。


しかし、私にはそれはできません。根気がまったくありませんし、飽きっぽいです。何度も何度も同じことをやるのは苦手で、長続きしません。家への帰り道ですら、同じ道をなるべく通らないようにするくらいです。

そのくせ、感情に左右されます。なかなか当たらないとイライラしますし、うまくいかないとコロコロやり方も変えてしまいます。最近ではマイルCSでおしいところまで行ったのがなかなかにくやしく、今でも引きずっています。


そこでこの際なので、勝ったときのうれしさや負けたときのくやしさという「感情」を基準にして買い方を決めたらどうかと思い、クロス分析で検討することにしました。

まず、自分が買う馬(馬券)を大きく2つに分けます。自分が一生懸命予想して「狙って買った馬」と、とりあえず「買っただけの馬」に分類します。

また、その馬が「人気の馬」か「人気薄」の馬かも分けます。


最初に、買った馬券が当たったときの感情を考えます。以下をご覧ください。

馬券が当たって狙った馬が来たときには、超うれしいことになります。これは、人気の馬でも人気薄でもあまり変わりません。自分の予想が当たったことがうれしいからです。

また、買っただけの馬も、狙って買った馬ほどではありませんが、当たればやはりうれしいわけです。


次に、はずれたときの感情を考えます。

はずれた場合、その馬をどうして選べなかったのかという無念と、もしその馬をちゃんと選べていたらどのくらいの配当だったのかという結果によって、くやしさが変わります。

まず、狙って買った馬が人気の馬だった場合ですが、予想がはずれたことがくやしいのは当然です。それに加えて、人気の馬が来なかったということは、勝った馬は人気薄ということになりますから、配当もつくことになります。わざわざ人気のある馬を買って安定を求めておきながら、人気薄が来てしまい、取り逃がした馬券も大きいので、超くやしいわけです。

一方で、人気薄を狙って買ってはずれた場合、もともと当たりにくいことは承知していたということと、人気薄の馬券がはずれたということは、人気の馬が来たことになります。当たっていたとしてもそこそこだとすれば、予想がはずれたこと自体はくやしいけど、そこまでのダメージではありません。

また、買っただけの馬がはずれた場合、人気でも人気薄でも、はずれたらまあしかたないかなぁというところです。


これらを数値化して、差を求めてみます。

超がつくのが3点、ふつうが2点、そこそこが1点という感じの配点です。

差し引くと、「狙って買った馬」が「人気の馬」だったときに0点になり、あとは1点となりました。


まとめると、当たったときだけでなく、はずれたときのショックも考慮した場合、Aのゾーンは買わないほうがよく、B、C、Dを買うほうがよいということになります。

つまり、人気の馬は狙って買わない、すなわち、人気薄を狙えということです。そして、人気の馬はとりあえず来そうだから、あまり考えずに買うだけ買っておけばいい、ということです。

2頭軸三連複のゾーンでいうと、軸の2頭はBBで選び、ヒモにAとBを入れるイメージになるかと思います。

今度のレースでさっそく試してみたいと思います。

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