競馬 なぜ三連複を買うのか

競馬コラム
この記事は約4分で読めます。

「馬券はやっぱり単勝でしょ!」「いや一発のある三連単でしょ!」などと、いろいろな考えの人がいますが、私はやっぱり三連複が好きです。

なぜ三連複を買うのか、と問われると、単に「好きだから」ということもあるのですが、いろいろあって行き着いた気がしています。おそらく、たまに来る高配当と、当たりやすさ、買い目数などのバランスがいいんだろうと思います。

私にもうちょっと資金があったら、単勝1点につぎ込んだり、三連単100点とかで買うことも考えるかもしれませんが、1000円の予算で楽しむのに、三連複がちょうどいいんだと思います。


結論としては変わらないのですが、流れをさかのぼるかたちで、いろんな馬券の券種の中でも、やっぱり三連複だよね!というところを見いだせるか、考えてみたいと思います。すなわち、「三連複以外の券種を選ばない理由」があって、結果的に三連複に行き着いたということです。

まず単勝。1着をズバリ当てるのが難しい。どんな人気馬でも、2着や3着になってしまうことは多い。そして、当てる苦労のわりには配当が低い。なので、単勝よりも複勝のほうが安心感がある。ただし、配当はもっと低い。

馬連は、2頭を選ぶぶん単勝より難易度が上がり、配当も高くなる。しかし、選んだ馬が3着になることも多い。なので、馬連よりもワイドのほうが安心感がある。ただし、配当は低い。

枠連も、複数の馬をフォローできてお得だが、そのぶん配当は低い。馬連の2倍難しいのが馬単。配当も2倍になればよいが、だいたい人気寄りで決まるので、馬連よりコスパが劣ることもある。

一つ飛ばして三連単は、WIN5を除き、もっとも難しい券種であり、当てれば平均1万円を超えるが、少ない点数で当てることは困難。何レースも当たらず当たらずが続く可能性が高い。

というわけで、1000円の予算でもそこそこ当たり、配当もそこそこ高い三連複が、私にとってはベスト、ということになりました。出来レースみたいな結果ですね。


ここで、もう少し三連複について考えてみます。三連複が優れている理由として、「他の券種の代わりにもなりつつ、配当が高い」という理由があると仮定します。

たとえば複勝。3着以内に入る馬を当てる券種です。それはすなわち、軸馬1頭の三連複全流しと同じです。ワイドも同じ原理で、三連複2頭軸全流しと同じです。

三連複が、複勝やワイドの代わりになると認識したうえで、三連複のほうが配当がよく、当たりやすければ、三連複のほうを選ぶ価値があることになります。

単勝を狙っていて2着になってしまうケースのフォローのために、複勝も合わせて買うことがありますが、それなら三連複1頭軸のほうがいいのではないか。馬連の代わりに2頭軸の三連複でもいいのではないか。そのような考え方もできるようになります。

合成オッズの点でも、単勝や複勝で1点を買うのと、三連複20〜30点くらいが同じだと思うので、買い目を厳選しているぶん、三連複のほうが配当の割りはいいのかもしれません。予想次第ですが。


このように、あらゆる馬券の代わりになるという点でも、三連複は優れていると考えられますが、三連複について考えているうちに、気をつけなければいけないことがあると気づきました。それは、三連複で配当を求めすぎない、ということです。

三連複を買うなら、高配当を狙いたい。そう思ってしまうと、つい穴馬を多めにしようか、などと考えがちです。実際に、3-3-6のフォーメーションで買おうと思ったとき、どのくらい穴馬を入れればバランスがよいか、などとたくらんでいました。

しかし、そういう考え方はよろしくないということです。たとえば、単勝1点で勝負しようと思ったとき、はたして、やみくもに穴馬ばかり選ぼうとするのかどうか。おそらくは、ある程度強くて、しっかり勝ってくれそうな馬を選ぶと思います。単勝でしっかり勝ち切れそうな馬を選ぶのがふさわしいとすれば、三連複に代えたときも、そういう馬を選ぶべきなわけです。

また、そういう馬は人気も集めますので、配当は安くなります。それでも、単勝より三連複のほうが優れた馬券であり、単勝の代わりに三連複を買うのならば、あまり穴すぎない三連複を買う必要があるということになります。ときには200円、300円と重ね買いして、買い目の点数を減らす必要も出てきます。


というわけで、三連複が万能で、いろんな馬券の代わりになるということと、むやみに穴狙いにならない予想をしていかなければならないと思いました。

タイトルとURLをコピーしました