競馬 コロナ明けの多様化

競馬コラム
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コロナ明けで、以前の生活が戻ると、時間の使いかたも変わってきます。どこにも出かけられなかった、友達と遊びに行けなかったのが、今は自由に行くことができます。

土日になにもやることがなかった人が、暇つぶしに馬券でも買うか、とやっていたのが、コロナ明けは充実した土日を過ごすことになるわけです。

するとどうなるか。他に趣味や社交がある人は競馬をやらなくなり、競馬好きだけが残ることになります。


競馬好きだけに戻ったとき、どういう影響があるか。JRAの売り上げは下がると考えられます。ただし、我々に戻ってくる配当の計算式は変わりません。

あるとしたら、オッズでしょうか。オッズを見て、人気のある馬を買えば当たりやすいんだよ、そう信じて買っていた人が、人気寄りの馬を買う。

それらの人たちが馬券を買わなくなれば、オッズの傾向に変化が生まれるのではないか。


そう思って、念のためデータも取ってみました。

こちらは、オープン戦以下のレースの、2017年から2019年の3年間と、2020年から2022年の3年間の、単勝オッズごとの勝率です。

2017年から2019年の3年間がコロナ前、2020年から2022年の3年間がコロナ期間です。

オープン以下については、特にコロナ期間とコロナ前の期間で、大きな差はないように見えます。

平場のレースも買っている人は、元々競馬ファンなので、コロナの影響はないのかもしれません。


これが重賞になると、大きく変わります。

コロナ前の1番人気は、勝率35%ですが、コロナ期間の1番人気は25%と、だいぶ傾向が異なります。

無理やりこじつけて考えるならば、コロナ時期に1番人気の勝率が下がっているということは、1番人気の信頼性も下がっていることになり、馬の実力ではなく、1番人気というだけで買いが集中した結果ではないかと考えられます。

ホントの実力を反映した1番人気ではなく、過剰な人気を集めることで、勝率を下げる結果になっているわけです。


もしそれがホントならば、これからのコロナ明けは、コロナ前と同じ傾向に戻るはずです。つまり、1番人気が過剰にならず、なおかつ信頼性は高いので、買い、というわけです。

どのくらいで、コロナ期間の一見さんが競馬に飽きるかはわかりませんが、去年の売り上げとの比較などもしながら、また考えていきたいと思います。

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