人気を見ずに、馬の強さを見極めて予想する、と言ってみたものの、どうすればいいのかというところです。
今まで「強そう」といった感覚はあるものの、「どうして強いと判断したか」というところを明確にしていなかったところはあります。
なぜなら、あまりにも要素が多く、どの部分が影響して結果につながっているのかわからないからです。展開やら、ローテーションやら、予想しづらいことが多すぎます。
また、誰も見つけられなかったポイントで予想して、それがハマって馬券が当たったりすると、よけいにうれしいので、そういったマニアックな方向に行きがち、ということもあると思います。
ここはひとつ、シンプルに原点に戻って、「前走結果」から強さを見極めて、その中から軸馬を選んでいこうと思います。
今回思いついたのが、以下の方法です。
・直近で1着になったレースを探し、
その馬のクラスを確認する
・直近1着から前走までの間のレースで、
最近の馬の調子はどうか、
ピークを過ぎていないかを見る
・近走5走が全部凡走の馬は評価を下げる
一つずつ見ていきます。
・直近で1着になったレースを探し、
その馬のクラスを確認する
お馬さんの力は、1着かそうでないかで、大きな差があります。条件戦では、1着を取ると上のクラスに上がっていきますし、レースの賞金も多くもらえます。賞金が多ければ、重賞でも上のクラスのレースに出られるようになります。
なので、直近で1着を取ったレースのクラスから、その馬の強さを判断します。たとえば直近でG3に勝った馬なら、「G3クラスの馬」になります。
ひとまず、年齢限定とか牝馬限定とか、芝ダートといった細かいところは見ず、おおざっぱに行きますが、うまくいかなければ見直したいと思います。
また、同タイムの2着を評価するかというのも、といあえずはやめておいて、今後の結果で見ていきたいと思います。
あと、今回の方法は、「直近で」というところがミソです。たとえば直近はG3勝ちだったけど、もっと前にG1を勝ってたらG1クラスの馬では?という見方もあります。
ただ、その場合の多くは2歳3歳のレースであり、過去にG1を勝った馬が、直近でG3に出ているなら、G1クラスとは言いにくいので、やはり直近の結果を重視します。ただし、今後見直しの可能性はあります。
・直近1着から前走までの間のレースで、
最近の馬の調子はどうか、
ピークを過ぎていないかを見る
・近走5走が全部凡走の馬は評価を下げる
遅咲きの馬や、気まぐれに突然走る馬もたまにいますが、そこまで多くないかと思います。基本的には、ピークまで成績がよく、ピークを過ぎると下がる傾向が見られます。
オープンクラスまで上がった馬は、ピークを過ぎ、どんどん年を取って弱くなっても、管理者の都合で、頑張って重賞に出続けないといけないことがあります。勝ち目はないけど、下のレースにも出られないので、しかたなくレースに出す感じです。
そういった馬は、過去に強かったとしても、なかなか勝つことはできません。
直近に1着を取ったレースから、前走までのレースの中で、ちょくちょく掲示板に入っていれば、まだまだ頑張れそうですが、着外続きなら、ピークを過ぎたと判断せざるを得ないと思います。
一般的な競馬新聞で確認できるのが、だいたい近走5戦だと思いますが、近走5走が凡走続きなら、軸にはしない方向にします。
毎レース、厩舎で調整して、調教もして、レースに出られる状態と確認してから出走して、なお凡走しているということは、やはり限界が来ているのだろうと考えられます。
上記仮説の裏付けのため、データも取ってみたのですが、分かりやすい傾向は出せませんでした。
ただし、「前走が良いと今走も良い」「前走が悪いと今走も悪い」「前走G1なら着順を問わない」「G3は前走クラス問わず来る」といった傾向はありました。
仮説ではありますが、試す価値はあると思います。
イメージとしては、たとえば直近で1着になったのが3走前のG1で、そこからG1圏外、G1圏外と戦って、今回がG2レースだったとすると、直近2戦が凡走だったとしても、G1の力はまだ充分にある馬と判断します。
一方で、6走前にG1を勝っていたとしても、近走5戦が凡走なら、もうG1は勝てないと判断します。ただし、今走がG2やG3の場合は、少し可能性ありと見ます。
また、近走でG2を2着、G1を3着と好走していたとしても、1着になったのが3走前のG3ならば、まだG3の力の馬と判断します。
この作戦を仮に「シンプルクラス判定」と名付け、さっそく今週から試してみたいと思います。