競馬 タイムDMは有効か

競馬コラム
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JRA-VANが提供するスピード指数の一種、「タイムDM」について触れます。

今まで、タイムDMを参考に馬を選ぶと、結構当たるなあ、と感じることがありました。

感覚的にそう感じていただけで、厳密にデータは取っていませんでした。

以下は、10年間の芝の重賞(1110レース)の集計ですが、タイムDMと、着順の関係を表した表です。

着順は1着から18着まで、タイムDMは10位まで載せています。

18着に近づくほど数が少ないのは、出頭数が多いレースが少ないというのもあるため、単純に数の大小での比較はできません。

しかし、それにしてもタイムDMと着順との関係性は明白です。タイムDMの順位が高ければ、勝つ回数も多い状況です。

タイムDMだけで馬を選べば、必ず当たるわけではありませんが、馬の実力を測るには手軽で有効な指標であることは確かのようです。


ところが、現実は甘くありません。

こちらは、1〜3着に入った馬の、DM順位と単勝人気の表です。

前の表で確認したとおり、DMで順位がよければ、1〜3着に入りやすくなります。ただ、単勝人気も高くなっています。

要するに、DMを参考に買っているつもりが、人気で買っているのと同じことになってしまい、結果、配当が安くなってしまいます。

6番人気以下も見てみます。

人気がなくても、DM順位が高ければ当たる、ということを期待したいわけですが、まったく勝てないわけではないようですが、やはり数は少ないです。穴党としては、これでも狙いたくなってしまいますけどね・・・。


結論としては、DMは有効な指標ではあるが、人気も集めてしまい、あまり儲からない、ということになります。

それでも、馬を絞るのには有効ではあるので、少ない買い目で三連複などで買えば、プラスを目指せるかもしれません。

  • 1番人気&DM1位 → 250
  • 1番人気&DM2位 → 131
  • 1番人気&DM3位 → 80
  • 2番人気&DM1位 → 102
  • 2番人気&DM2位 → 93
  • 2番人気&DM3位 → 84

このあたりは、単純に人気だけで買うより、もしかしたら信頼度が上がるのかもしれません。

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