2〜3年前までは、本屋さんで売っている「重賞全レース分析2024」といった感じの本を買って、この重賞はどんなレースなのか、どういう特徴の馬が勝つのか、堅いのか荒れるのか、などの参考にしていました。
読んでいてとても面白く、1年中手元に置いておける楽しい本でした。
昨年くらいから、買わなくなりました。一つは、もしレースごとに傾向があるならば、2024年と2025年はそこまで変わらないだろうと思ったからです。セコいですね(苦笑
あと、WebサイトやJRAVANなどのサービスが充実していて、ほかの媒体でもある程度似たデータが手に入るというのもあります。
一番大きいのは、その本のデータだけではなかなか勝てなかったというところです。
なぜ、その本のデータだけでは勝てないのか、考えてみました。
問題はその本に書いてある主な内容です。
まずは、勝利馬、連対馬、複勝馬の平均人気。このレースは堅いのか、荒れるのかの傾向データになります。
そこから、「このレースは荒れそうだから無理しないようにしよう」と思うか、「荒れそうなら勝負しよう」と思うかは個人差があるにしても、読者がレース選びをする判断材料になります。
しかし、ご承知の通り、このデータはあくまでも過去のデータであって、今年のレースがそうなるとは限りません。
毎日王冠は、本の中では堅いレースとなっていました。実際、過去のレースでは、G2とはいえG1級の馬が集まり、頭数も少なめで、強い馬がそのまま勝つレースでした。
ところが2026年の毎日王冠は、頭数は17頭、G1馬もおらず、抜けた馬がいませんでした。結果も5-9-7番人気と荒れました。
1番人気が強いというデータを採用して、まんまと本命を外してしまいました(馬券は少し当たりましたが)。
人気のデータはあくまでも過去のデータであり、その年のレースの人気は、その年の出走馬次第だということです。
ほかには、「馬体重ごと」「馬齢ごと」の勝率・連対率・複勝率というデータがあります。
馬体重は、2歳馬・3歳馬の成長を見たり、ダートでパワーがありそうな大型馬かなど、馬の能力を見る指標になる一方で、体調悪化により体重が減ったり、調教が足りなくて太め残りだったりと、いろんな要因で変化します。
その馬が以前と比べてどう変化したかというところは重要かもしれませんが、馬ごとにベスト体重は異なると思うので、単純に体重だけを比較して馬の勝ち負けは判断できないと思われます。
同様に、馬齢もその馬のピークが何歳にあるかはまちまちで、馬のレベルもまちまちなので、年齢だけでは勝ち負けは読めません。
こないだの毎日王冠でも、古馬7歳のセイウンハーデスが勝ってますし、逆に皐月賞・ダービー明けで斤量も有利な3歳馬が振るわない結果でした。
馬体重と馬齢は、あまり参考にならないかもしれません。
つづいて、「騎手ごと」「血統ごと」「枠番・馬番ごと」の成績です。
騎手については、これまでは「この騎手だから逃げそうだな」とか、性格やクセを考慮することはありましたが、どうやらそれだけではないようです。
どうも騎手にも、得意なコース、苦手なコースがあるようで、いい馬に乗っていても、苦手なコースだと振るわなかったりするそうです。
とはいえ、強い騎手はどのコースでも成績がいいので、騎手データを参考にするとしたら、展開や馬の能力を考えながら、よほど苦手なコースがある騎手なら軽視する、くらいになるかなと思います。また、そのデータなら、本を買わなくても調べられます(笑
血統については、私はあまりよくわかっていませんが、そんな私でも、ロードカナロアと見ると足が速そうだなとか、キタサンブラックなら距離が持ちそうだなとか、そのくらいの想像はしてしまいます。
能力が未知数の若駒はともかく、ある程度レースに出ている中での重賞は、血統より実績を見たほうがいい気がしますが、どうなんでしょう。雨に強い血統とやらもあるようですが、ハマったことがありません。また今度考えます。
枠番・馬番については、そのコースと展開への影響を与えるという意味では、有効なデータかもしれません。ただ、その重賞としてのデータに意味があるかどうか。
一応、同じコースでも、逃げ馬の多い若駒戦だと内枠の逃げ馬が良かったり、古馬だとスローからの直線勝負で外枠がよかったりと、その重賞レースの条件によって展開の変化はあるようですが、それは別途その年の出走馬を眺めてみてどうかになるかと思います。
あとは、前走レースです。ダービーには前走皐月賞組がよいとか、有馬記念には前走天皇賞・秋がよいとか、有名なものもありますが、細かいレースごとのデータはあまり意味がないかもしれませんね。
ダービーに皐月賞というのは、強い馬が集まってるというだけかもしれませんし、どこまで信用できるかはわかりません。
休み明けはよくないとか、休み明けでも走るとか、その辺のちがいもわかっていませんが、王道のローテーションで来た馬は、コンディションもバッチリで、力も出せるということはあるのかもしれません。
このように振り返ると、今となっては、重賞データ本にある情報は、読んでて楽しいけれど、今回のレースの予想に活用するのは難しい、という結論になりそうです。
一部、気にしてみようかなというものはあったので、そこは取り入れつつ、また頑張っていきたいと思います。