競馬 ペースは逃げ馬とコースで

競馬コラム
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今は力前適を中心に予想しています。これは、馬はどの枠でも、どのような展開になっても、強い馬が勝つだろう、というシンプルな考え方によるものです。

ただ、先週のレモンポップのように、逃げに持ち込んで、ペースがそこまで上がらなければ、逃げ切ってしまうこともあると痛感しました。

すなわち、展開やペースは無視できないなぁ、と感じた次第です。もっとも、大外枠は来ない、という余計なデータに惑わされたというのも大きかったですが。


そんな中、レースのペースはどのように決まるのか、展開を事前にどう予想するか、調べてみましたので、書き残しておきます。

■逃げ馬を見る
なるべくシンプルに考えないと、実戦で使いこなせないので、簡単に考えたいところです。

そういった意味で、まずペースを予想するときは、逃げ馬を見よ、ということらしいです。

逃げ馬には、とにかく逃げまくる逃げ馬と、うまくペースを調整して体力を温存できる逃げ馬がいます。馬の性格や器用さ、騎手によっても変わります。

とにかく逃げまくる馬は、それが力があるならばよし。ただ、精神的なもので暴走してるなら、直線では力尽きてしまいます。

できれば、騎手の言うことを聞いて、ペースを調整しながら走る馬のほうがよさそうです。そういった馬は、逃げても勝てる逃げ馬です。

その違いは、①①①③といった馬柱からは見えないところなので、過去のレース動画を見る必要がありそうです。

また、とにかく逃げまくる馬には、後方の馬もついていこうとして、ペースが早くなります。逃げ馬が1頭だと単独逃げで、全体のペースは落ち着き気味、逃げ馬が2頭以上いれば、先頭争いが激化して、ペースが上がります。

ハイペースでは、後方の馬が有利になります。スローペースでは、逃げ馬の逃げ残りや、先行馬が有利になります。

ちなみに、前走レース動画を見ていて、逃げようとした馬が、他の馬に先を越されて、少し控えた位置にせざるをえないときがあります。そのとき、馬が騎手の言うことを聞かずにグイグイ前に行こうとした場合は、とにかく逃げたくてしょうがない性格なので、今回も逃げるだろうなと、予想に活用できるそうです。
■コースを考慮する
全体のペースが早くなる、遅くなるかについては、競馬場のコースの形状、広さ、コーナーの数、坂の有無などでも変わるそうです。

コーナーが多いコースは、スピードが出にくいので、ハイペースにはなりにくいというわけです。

道幅が狭いと、マクリがきかず、順位の変動も穏やかでしょう。

坂は難しいのですが、登り坂でスローになるからといって、体力温存できるスローとはまた違ってきます。下り坂についても、自分のペースよりも早く走らせられて、リズムを崩す馬もいます。

ひとまずはシンプルに、広さとコーナーの数で判断したらいいのかなと思います。ローカルの狭い競馬場で、弱い馬がうまく先行して、順位を変えずにスローでレースを進めると、前残りで勝ててしまうことがあります。そういったところを狙えたらいいですね。
■走破タイムと上がり3F
その馬が、同じコースで、何分何秒で走ったか。その走破タイムは、予想で大変重要に思えます。しかしそれは、JRAの巧妙な罠です(笑

アイビスSDは、よーいドンでとにかく速く走り切るかのレースなので、けっこう走破タイムは参考になりますが、それ以外のほとんどのレースでは、展開によりペースがまちまちなので、走破タイムが早ければ強い、とは限りません。

ただ、走破タイムが早い馬は、ハイペースになっても走りきれた、ということになるので、ペースによっては有利です。

逆に、スローペースになった場合に有利なのは、上がり3Fが早い馬です。スローでレースが進んで、最後の直線まで多くの馬の体力が残っているとき、勝つのは瞬発力とスピードのある馬になります。

上がり3Fが早くて、なおかつ着順もよければよし。着順が悪くても、レース動画を見て、もう少しで届きそうだったり、敗因が明確だったりすれば、評価をしていいと思います。

ハイペースになりそうなら、走破タイム。
スローペースになりそうなら、上がり3F。
これを参考にするといいかもしれません。
■ハイペースの負担
ハイペースもスローペースも、そこまで馬の負担は変わらないんじゃないの?実力通りで決まるんじゃないの?と思っていたりしましたが、そうではないようです。

レースがハイペースと判断されるのは、前半のタイムのほうが後半より早いということです。これは、スタートから相当飛ばしまくったということです。

レースは、スタート地点から、最初は0km/hの状態からスタートします。一方で、ゴールは、疲れがあるとはいえ、それなりのスピードが出ています。

0km/hから加速していかなければいけない前半と、多少スピードは落ちてもキープすればよい後半では、前半のほうの負担は大きくなります。

ある説によると、前半飛ばしたぶんの負担は、後半には2倍になって返ってくるそうです。前半で通常より1秒早く走った場合、後半で2秒遅くなる、というわけです。よほど展開に恵まれないと、勝つのは厳しくなります。

そういった意味でも、ただ逃げればいいのではなく、体力をうまく温存しつつレースを進めるのが大切ということになりそうです。

またなにかあれば追記します。

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