なかなか馬券が当たらないので、いろいろ考えるシリーズです。
なんでタイトル画像が漁師さんなのかというと、どういう漁場に船を出して漁をするのがよいのか、というお話だからです。
たとえば、とても高級なお魚がいて、釣れれば大儲けできるけど、めったに現れず、ほかの魚もほとんどいないような海に出て、漁をしたとします。
なかなか釣れませんでしたが、ある日ついに大物をゲット!めちゃくちゃ嬉しい!諦めなくてよかった!もちろん大儲けして贅沢生活。ロマンを感じますねえ。
・・・ただ、現実はというと、何日も釣れない日が続き、船の燃料代やエサ代だけがかかり、赤字がかさむ一方。いくら根性や体力があっても、なかなか続けられないでしょう。仲間の漁師にも、「そんなところばっかりで漁をして、おかしいんじゃないの?」とバカにされ、落ち込むことでしょう。
つまり、いくらロマンがあっても、一発で人生が変わるくらい大儲けできるとしても、現実は厳しく、ふつうに考えたらそんなことをする人はほとんどいないということです。
競馬においても、似たところがあるんじゃなかろうか、と思ったわけです。
もちろん、あくまでも趣味であり、お金を捨ててもいいから、たまに大当たりするのがロマン、という人もいらっしゃるとは思います。
でも私のような、たまに当たって楽しいな、くらいのことを目指しているのなら、あまりロマンを求めすぎてもしかたないのかな、と思ったわけです。
それを踏まえて、競馬の話に入っていきますが、ここまで聞くと、「本命派にでも変わるの?」と思われるかもしれませんが、ちがいます。狙いは三連複2頭軸(または1頭軸)で、ヒモに流すという、いつものスタイルです。
漁場というのは、お気づきのとおり、人気の範囲のことです。あらためてデータを見てみます。

人気順に成績がきれいに並んでいます。競馬にかかわるさまざまなデータの中で、これだけしっかりとした規則性があるものは、唯一と言ってもいいかもしれません。
色の濃いところは、1番人気からの累積80%、薄いところまでで90%です。総計のところで言えば、1〜9番人気で90%になります。
ただ、これを元に、1〜9番人気から選べば、三連複が90%当たるのでは?と思うと、実はそうではありません。
■三連複を1番人気〜x番人気までのボックスで
買ったとき、的中率が90%を超える人気
→ x=12番人気(91.7%)
なんと、9番人気まで買えばいいわけではなく、12番人気まで範囲を広げないと、90%には行かないというデータが出ています。
なぜかというと、1頭だけポンと穴馬が入ったりするからです。
逆に、2頭が馬券内に入る確率、すなわちワイドが90%当たるのはどうかというと、以下になります。
■ワイドを1番人気〜x番人気までのボックスで
買ったとき、的中率が90%を超える人気
→ x=7番人気(91.7%)
9番人気ではなく、7番人気までなんですね。
つまり、三連複を90%の確率で当てようとすると、1〜12番人気から3頭当てる必要がありますが、ワイド、すなわち2頭軸の2頭を90%で当てるだけなら、7番人気まででよいということになります。
そして、3頭目となるヒモに、広く人気寄りから穴馬まで入れておけば、配当が安い結果になっても、荒れた結果になっても、どちらの馬券も拾えるというわけです。
まとめますと、私の予想方法においては、1〜7番人気から2頭を選ぶという軸選びのところをしっかり頑張り、ヒモは適当に12番人気までの馬を選んでおけばいいということになります。軸選びさえ成功すれば、計算上は90%の確率で当たります。
これに当てはまらない大荒れになるレースももちろん発生しますが、10%しか起きない出来事なので、しかたないと諦めてもよいことになります。
今週の七夕賞も、2-1-11番人気で決まりました。本命サイドが2頭からみながらも、1頭穴馬が来て、三連複は15500円と、充分な配当でしたね。今回の作戦でやっていたとしても、当てはまる結果でした。
なにはともあれ、まずは1〜7番人気という漁場に出てみて、うまく軸馬を釣れるかは漁師の腕次第、ヒモは網で手広く拾う、といったところで頑張ってみたいと思っています。