これまでそれなりにたくさん競馬予想をしてきましたが、今さらながら、狙って当てることの難しさを感じています。
百戦錬磨のプロですら、ほとんど当てられないというのが現実です。当てようと思って当てられるものではないということです。
極端な話、宝くじと同じです。ナンバーズやロトは、自分で数字を選べるので、なんとなく自分の意思が反映できますが、それ以外の宝くじは、完全に運です。
宝くじを「当てる」と言う人はいません。「当たる」といいなあ、と言います。
それと同じで、競馬も、当てられるものではなく、ときどき「当たる」ものではないかと、思ったわけです。
競馬は、当てられるものではなく、たまに当たるもの。そう思えばムキにならずに済みます。
では、なにも見ずに適当に買えばいいのか、というと、それはそれでもったいないところもあります。
たとえば、18頭が出走するレースで、すべての馬の1着になる確率が等しいとすれば、5.5%の確率で当たる計算です。
しかし実際は、強い馬、弱い馬が同じレースに集まり、走る前から強さにバラツキがある状態でレースが行われます。そして、競馬ファンの予想により、人気が集まったり、薄かったりすることが起きます。
1番人気の勝率は30%を超えます。単純な確率の5.5%とは大違いです。
つまり、競馬を当てることはできなくても、当たることはある。そして、当たりやすく寄せる工夫はできる。ということが言えます。
当てることにこだわると、一発を狙った無謀な予想になる場合がありますが、当たるかもしれない、と考えれば、なるべく当たるように広く構えようと思うようになります。
自信があったとしても、基本的には当たりやすい方向で予想して、当たりやすさに寄せることが大事かと思ったわけです。
そのためには、統計的なデータは味方になると思っています。人気だけでなく、コースごと、レースごとの傾向に確かなものがあれば、有効に利用したいものです。
どちらかというと頭でっかちなタイプですが、競馬でもそのほうが向いているようなので、これからも楽しく予想ができそうです。