前回、人気を参考に三連複2頭軸流しを買おう、という話をしました。
仮説を立てたうえで、実際に何レースかでシミュレーションしてみたところ、なんかうまくハマりません。
これは企画倒れか、と一瞬思いましたが、データで傾向が出ているのに、シミュレーションでハマらなさすぎるのは、なんかおかしい。
そこで気づいたのは、今開催している夏競馬でシミュレーションしていたので、レース条件がかたよっていたということです。G3ばかりで、ハンデ戦も多め。固いレースがあまりなかったわけです。
年間を通して見ると、データに近づくはずですが、それだとレースごとに検討するのには使えません。
そこで考えたのが、レース条件で細分化するということです。
いつものように10年間の重賞レースのデータをもとに、条件で細分化してみました。
1.年齢条件 2歳 3歳 3歳上 4歳上
2.ハンデ戦 ハンデ戦 非ハンデ戦
3.牝馬限定 牝馬限定 牡牝混合
4×2×2=16通りのパターンになります。
さらに、そのパターンごとに、三連複の6パターンでの購入を想定します。
1.1番人気-2番人気-3番人気
2.(1〜2番人気)-(1〜2番人気)-全通り
3.(1〜3番人気)-(1〜3番人気)-全通り
4.(1〜4番人気)-(1〜4番人気)-全通り
5.(1〜5番人気)-(1〜5番人気)-全通り
6.(1〜6番人気)-(1〜6番人気)-全通り
16×6=96パターンをコツコツと集計し、まとめたのが以下の表です。
たかがこれだけの表ですが、作るのに5時間くらいかかりました。
数字は、rank関数で出した順位です。対象は勝率です。つまり、「混合非ハンデ2歳」は、人気寄りで決まることが多いということになります。
逆に「牡馬ハンデ4上」や「混合ハンデ3歳」は、人気寄りで決まることが少なく、人気薄もからめないと三連複を当てられないということになります。
これらの順位の平均を取って並べ、レース数のバランスも気にしながら、なるべく近いタイプをまとめて、5つに整理してみました。
a.2歳戦 2歳戦全て
b.3歳戦 3歳牡牝戦のみ、ハンデ牝馬除く
c.古馬戦 3歳上4歳上の非ハンデ戦、牝馬除く
d.牝馬戦 3歳以上の牝馬戦全て、ハンデ除く
e.ハンデ 3歳以上のハンデ戦
2歳と3歳は一緒でもいいかなと思いつつ、念のため分けておきました。
この5つに絞ったうえで、三連複の6パターンを取り直したのが以下の表です。
勝率50%以上を基準に色を付けています。
以下のようになります。
a.2歳戦 1〜3番人気 - 1〜3番人気 - 全
b.3歳戦 1〜3番人気 - 1〜3番人気 - 全
c.古馬戦 1〜3番人気 - 1〜3番人気 - 全
d.牝馬戦 1〜4番人気 - 1〜4番人気 - 全
e.ハンデ 1〜5番人気 - 1〜5番人気 - 全
今後は、レース条件ごとに上記テーブルを考慮して、軸を選んでみようと思います。
なんとなく分けていますが、d.牝馬が4番人気まで、e.ハンデが5番人気まで、残りは3番人気までと考えればいいですね。
たとえば、今週の札幌記念は、3歳上で定量、牡牝混合なので、c.古馬戦に当たります。CBC賞は、3歳上でハンデなので、e.ハンデに当たります。
うまくハマりますように。