タイトルのとおり、競馬は麻雀に似ているところがあるな、と感じた瞬間があったので、少し書いてみます。
実はこれも、土曜日にまた馬券が当たったので、調子がいいときに書いておこうと思ったものです(笑
以前、以下のような記事を書きました。
このときに書いた内容の概要としては、「麻雀で高い点数がほしいなら、高い手を狙っていかないといけない」「競馬で高い配当がほしいなら、配当の高い馬券を狙っていかないといけない」、そういう内容でした。
今回あらためて、ネットを見ていると、同じように、「競馬は麻雀に似ている」と言っているかたがいらっしゃいました。
たとえば、「出馬表は配牌だ」「手作りは配牌から不要な牌(馬)を切っていくこと」「予想は役(馬券)を完成させること」と言う人。
ほかにも、「麻雀の上手さは、騎手が仕掛けるタイミングだ」「競馬も麻雀も、対戦相手との駆け引きがある」など、いろんな角度で麻雀との類似点を指摘していました。
ただ、今回あらためて私が考えた、麻雀との類似点は、それらともちょっと方向性がちがいます。
それは、「結局は運である」ということです。
「競馬は運ではない、予想だ」と多くの人は言うかもしれませんが、競馬はちゃんと予想すれば当てられるような雰囲気があるので、勘違いしてしまっているだけです。実際には、完璧な予想というものは不可能です。
あれだけたくさん競馬予想のプロがいながら、これだけAIが進化していながら、百発百中で当てられる人はいまだにいないというのが現実です。
なぜならば、馬は生き物であり、予想どおりに走ってくれるとは限らないからです。また、他の馬との展開や騎手の判断などでも変わるからです。ランダム要素が多いということです。
ランダム要素は、すなわち運ということです。
麻雀も同じです。配牌は運ですし、そのあとツモる牌も運です。いくら人間が強く望んでも、運には勝てません。
ただ、その中でも、麻雀が上手い人はいます。なぜでしょうか。それは、運は運ですが、確率は均等ではないからです。
イーシャンテン、リャンシャンテンの状態から、テンパイにうまく持っていくには、どれを選んで捨てるかという適切な判断が必要になりますが、そこには確率が伴います。
場も見ながら残り枚数が多い牌を待つ、待ちが多いメンツを残すなど、ただランダムではなく、確率が高い選択を重ねていくことで、勝つ確率を上げることができます。
また、麻雀は4人でやるゲームなので、実力が近い人同士で遊べば、単純計算で4回に1回しかアガれません。毎回無理やり勝とうとしても無理があります。それを見越して、勝てそうなときに勝ち、負けそうなときは早めにオリるなどしてダメージを減らす、といった長期的な判断も麻雀には必要になります。
競馬でも、本当は、予想に自信がないレース、勝ち目がないレースは、ケン(見合わせる)にするのがよいと言われていますが、私はひとまず重賞は全レース買うスタンスでやっています。その代わり、1000円という予算を設定し、調子に乗って賭けすぎるのを防いでいます。
また、最近では、固いレースなどでは馬券を変えたりして、当たりやすさと配当を調整しようともしています。麻雀にこじつけるならば、「今は安い手でもいいから早めにアガっておこう」「オーラスで安い手をアガってもしかたないから、無理にでも高い手を狙おう」といった雰囲気です。
「この馬が強そうだ」「来そうだ」「人気がある」といった要素はすべて、確率が高い馬を選ぶ作業です。1番人気も18番人気も、同じ確率なら1/18ですが、実際には1番人気がよく来て、18番人気がめったに来ないという、統計的なデータも出ています。100%は無理でも、より高い確率を狙うことが、結果的に勝ちが増えることにつながります。
麻雀が4回に1回しか勝てないのと同様に、競馬も毎回勝てるとは最初から思わないことが大事なところかと思います。ただし、運任せ、適当、自暴自棄になるのではなく、確率が高い選択を続けていくことが重要です。
そして、たまに「勘」も信じてみます。麻雀も、迷ったときに、自分の勘を信じるしかない状況はあるものです。いざというときの勘が逆にうまくいくこともあるかと思います。
まとめますと、競馬も麻雀も、毎回勝てないものだと理解し、負けてもじっと耐えながら、コツコツと状況に合わせた予想を続けていれば、たまに当たりが訪れるはず。そのくらいの軽い気持ちでいるのがいいのかな、という話でございました。
たまに当たったからといって、どうせ続きません。期待はなるべく下げておいたほうが、ここからしばらく負けが続いても、なんとなく耐えられるかな、というところでございます(笑