動物は何かしらを食べて生きていますが、これだけ味にこだわっている動物は、人間くらいだと思います。
本来、動物は、生命の維持のため、身体の成長のために、栄養を摂取するために食事をしているわけです。しかし、人間の食事は、なんとかして美味しい食事をするために必死になっています。
食事を、「味わう」ことと「栄養を摂る」ことの、大きく2つに分けたとします。すると、味わえるのは口の中だけで、お腹の中ては味わえないことに気づきます(満腹感や食べごたえなどはありますが)。
一方で、栄養を採る部分では、口の中はあまり関係なく(消化には関係ありますが)、身体に取り入れたあとの話になります。
要するに、味わうのは口の中、栄養を採るのは身体の中、ということです。
そう考えると、もし、とても美味しいグルメを味わいたいのに、早食いするのは、もったいないということになります。また、栄養を摂取するためには、味よりも優先することは、なんとかして食べて身体に入れるということになります。
ということで、いろんなモノを味わいたいと思います。