こないだの土曜日にほぼ全レースの馬券を買い、数をこなしたことにより、分かったことがあります。あくまでも私見です。
まず、競馬新聞は、買ってもほとんど読まないなあ、ということです。
中山競馬場にいた土曜日、朝から少し気合いを入れるため、駅前で適当に競馬新聞と赤ペンを買ったものの、結局はほぼ JRA-VAN の出馬表や情報を元に予想をしていました。完全に格好から入った競馬初心者という感じ。
競馬新聞には、トラックマンにしか分からない調教の評価があったり、陣営の気合いの入り方が知れたり、独自のスピード指数などが載っていたりしますが、それらの情報が必須というわけでもないかなと感じました。
次に、パドック情報は、私には使いこなせないなあ、ということです。
自分が印をつけて気にしている馬1頭だけを追いかけて見ていても、なんか時間が足りないかったです。限られた時間で全頭を診るのは至難のワザです。
また、それがいい状態か悪い状態かも分からず、仮に元気がなさそうだなあと見抜けそうになっても、レースでは走ったりして、答えがよく分かりませんでした。
あとから聞くと、「いつもパドックではそんな感じ」なんて言われたら、素人には分かりようがありません。
そんな中、今後の参考になるかなあと思ったことがあります。それは JRA-VAN の話になるのですが、タイムDMのからくりです。
タイムDMは、JRAのさまざまな公式データを元に、走破タイムを予想する指数のことです。現在のコンピュータ処理能力を利用して、ビッグデータを元に予想するということで、素人には手出しできない部分です。
ところが、土曜日に一生懸命予想をしているとき、何を参考に買おうか考えて、「持ちタイム」のいい馬を買ってみてはどうか、と考えて、持ちタイムの一覧を見たときのことです。
このコースと距離でタイムが早い馬がいるから、その馬にしよう、そう思って出馬表に戻ると、タイムDMが目に入り、よく見ると、その馬のタイムDMも上位にいるのです。
別途、クセのある中山ということもあり、競馬場の得意不得意も見てみようと、各馬の競馬場別、距離別の実績を見ていたときのことです。
この馬はこの距離とこの競馬場が得意そうだなと。その馬を買おうと思って出馬表に戻ると、その馬のタイムDMも上位にいるのです。
これはもしや、タイムDMと、持ちタイムや馬場距離適性には、関連性があるのではないか?と思ったわけです。
冷静に考えれば、当たり前かもしれません。過去の実績を元に、走破タイムを予測するわけですから。ただ、これまでDM上位の馬を適当に買う、みたいなこともやったことがあったため、タイムDM=馬の予想というイメージがあったのは確かです。
今回あらためて、DMは競馬予想ではなく、過去の実績から割り出した客観的なデータなのだと、再認識したわけです。
■タイムDMに関連しそうなもの
・持ちタイム
・距離、競馬場適性
■関連がなさそうなもの
・ハンデの斤量の多い少ない
ハンデ戦で、ハンデもらい(斤量が軽い)馬は有利だから、タイムDMも上位に来るだろうと思いきや、そうでもありませんでした。
まだそこまでたくさん確認したわけではありませんが、実際に実力を埋めるほどの有利さがないということかもしれません。
それで、ここからどうしていくかというと、まず、タイムDMを有効に利用できそうだ、ということです。
競馬の予想に関連するデータはたくさんあり、どれを見ればわからなくなりますが、ことスピードに関して言えば、タイムDMは信頼できて、持ちタイムや馬場適性の確認作業を省けるかもしれない、ということです。
同時に、タイムDMの順位通りに選んで買っても当たらないのはなぜなのか、ということを考えたいと思います。