あてもなく、10年間のレース結果を見ていたところ、少し特徴的なところを見つけました。
※以前も同じことを調べてます
こちらは、脚質ごとの勝率、連対率、複勝率、単勝回収率、複勝回収率の表です(障害戦を除く)。
全てのレースと、重賞のみの集計です。
これを見ると、やはり逃げの結果がよいことが分かります。全レースにおいては、逃げが勝率、回収率ともに高い状況。重賞は、勝率はやや落ちるものの、回収率はやはり高いです。
このデータを見れば、「狙いはやはり逃げ馬だ!」と考えてしまいます。
ところが、次にこちらをご覧ください。
この表は、同じく脚質ごとの勝率などをまとめた表ですが、これは「前走」の脚質です。
前走で逃げた馬が、今回のレースでは勝率がどうだったのか、前走で先行した馬は、今回のレースではどうだったのか、というデータです。
これを見ると、逃げの勝率、単勝回収率ともに、かなり低いデータとなっています。
逃げ馬は勝率が高いはずじゃないの?前走逃げれば、今走も逃げるんじゃないの?
つまり、逃げ馬の勝率や回収率が高いことは、みんなが知っているということです。
逃げ馬にに目をつけて、前走で逃げた馬を選んで馬券を買うと、そこまで勝率はあまり高くないうえに、仮に当たっても、みんなが狙って買っているので、オッズが下がり、回収率が低くなる、ということを意味しています。
みんな考えることは同じということです。
これに対する対策は、ただ一つです。
それは、前走では逃げなかったけど、今回のレースでは逃げそうな馬を見つける、ということです。
前走で逃げた馬は、勝率も回収率も低い。でも、逃げた馬の勝率、回収率は高い。それであれば、「前走逃げなかった逃げ馬」を買うのがよいことになります。
そういう逃げ馬になりそうな馬といえば、まずは先行馬でしょうね。結局のところ、先行馬の中から先頭に立ったのが逃げ馬になるわけですから。
あとは、前走は逃げなかったけど、前々走より以前に逃げたことのある馬も選択肢に入ることになります。
今回の限られたデータでの結論ですが、「前走が逃げなかった馬から、逃げ馬を探せ」というのが、一つの作戦になるかもしれません。