今年は年間プラスで終われたということで、心に少しゆとりがあり、冷静に考える余裕があります(プラス10円だけですが)。来年はもっと計画的に、お金を使いすぎず、楽しみたいと思っています。
そこで参考にすべきは、やはりデータです。
データの中には、短期的なデータと、長期的なデータがあり、長期的で、法則が不変的なデータというのは、信用できると思うのです。
たとえば、今年のホープフルステークスは、6-7-14番人気で決まりました。そこで、このデータを元に、「今後は6番人気、7番人気、14番人気が来る!」という結論を出すのはおかしいわけです。
人気で買うなら、長期的なデータを参考にして買い続けることがポイントになるかと思います。なおかつ、1年ごとにどうか、10年だとどうかと、区切る単位を変えても、同じ結論が出ることが大切です。
そこで、あらためて複勝率や三連複の人気のデータを確認してみたところ、人気があれば複勝率が高く、人気がなければ複勝率も低い、という確かな相関関係がありました。
また、その傾向は、1年単位で区切っても、10年単位で区切っても、同じ傾向でした。
さらに、どの年も、6番人気までは複勝率が5%以上(誤差を考慮すると7〜9番人気も入る)あり、合計して90%を超えるのも8〜10番人気あたりと、長期的に共通した傾向が見られました。
このような長期的な傾向を元に買っていけば、長期的にはそのデータどおりに落ち着くはずです。
ちなみに、今年一年で私の予想で配当1万円を超えたレースを、自己満足でご紹介します。
2022/04/03(日) 大阪杯 G1
三連複 50990円 8-3-7番人気
2022/05/07(土) 京都新聞杯 G2
三連複 19830円 8-7-5番人気
2022/05/08(日) 新潟大賞典 G3
三連複 16150円 7-3-5番人気
今でも、当たったときの嬉しさを思い出します。今年のプラスは、大阪杯のときの勝ちがすべてと言ってもいい感じです。
これを見ると、人気は、人気薄でも8番人気までになっています。1〜2番人気がコケて、7〜8番人気あたりが来ると、1万円を超えるようですね。9番人気以上の大穴がからまなくても、充分に万馬券が狙えるわけです。
では、1〜8番人気を三連複ボックスで単純に買えばいいかというと、それだと70%くらいの回収率になります。
このグラフは、1番人気から何番人気までの三連複ボックスを買うと、的中率がどうなるか、回収率がどうなるかをまとめたものです。差というのは、人気順を一つ増やすごとに変化する的中率の差分です。
何番人気まで買うかにより、買い目が増えます。買い目が増える代わりに、オッズが上がり、的中率も上がります。しかし、回収率にすると、だいたい70%でトントンになります。不思議ですけど、オッズというもののしくみと、テラ銭の関係で、そうなっているのでしょう。
ここからがポイントです。1〜8番人気の馬の三連複ボックスで、すべての買い目を買っていて、回収率70%になるのならば、買い目を半分にして、それでも当てれば、回収率2倍の140%になるわけです。買い目を減らすことで、回収率を上げられるわけです。
8番人気以下の3頭で決まり、なおかつ的確な予想をしていたら、買い目を半分に減らすだけで、回収率100%超えを狙えます。
それは同時に、気持ちの部分でも大きな効果があります。もし1〜8番人気以内の3頭で決まったとして、自分の予想がハズれたら、それは競馬に負けたんじゃない、他の競馬ファンに負けたんじゃない、データでは来るはずだったものからうまく探しきれなかった自分に負けた、と諦めがつけられるわけです。
もちろん9番人気以上が来てしまったら、買う馬の範囲を超えるので、絶対に当たりにはなりませんが、それはそれでデータを信用して買っているので、諦めがつきます。
たとえば、穴馬を後で見てみたところ、DM1位だったりすることがあります。今までは「こういうのがよく来るんだよな、やっぱり買っておけばよかった」と後悔していました。それが今後は、「データどおりに買っているから、どっちみち買えない馬だった」と諦めることができます。
念のため入れておくとか、後悔しないように買っておこうということがなくなるわけです。これは気持ちがブレなくていいですね。
この方針で行くとして、問題は、何番人気までを買うかということと、買い目はどのくらい減らすのかということです。
1-3人 的 6% 回67% 1点
1-4人 的16% 回72% 4点 → 回100% 3点
1-5人 的28% 回69% 10点 → 回100% 7点
1-6人 的40% 回70% 20点 → 回100% 14点
1-7人 的52% 回70% 35点 → 回100% 25点
1-8人 的62% 回71% 56点 → 回100% 40点
1-9人 的70% 回68% 84点 → 回100% 58点
あまりにも人気側だけを買うと、元々の買い目が少ないため、買い目を減らすことによる回収率アップが狙えません。1-3番人気をひたすら買っていると、回収率は67%に近づくだけで、どうやっても勝てません。
また、1-4番人気や1-5番人気なら回収率100%以上を狙えますが、的中率が低く、当たるまで辛抱強く待つ必要があります。
自分の予想がハズれて、馬券が当たらないのは仕方ないですが、元々的中率が低いものを待つのは、なかなかしんどいものです。小当たりでもいいので、ちょこちょこ当たりもほしい。
かといって、手広くすればいいかというと、きりがありません。買い目を減らすことにも限界が出てきます。
実は、2023年の競馬では、別途、月の予算をあらかじめ決めておきたいな、とも思っておりまして、1レースいくらにするか、月いくらにするかで迷った結果、ひとまず今のところは、「1レース1000円」で考えています。
で、1-9番人気は、100%回収率で狙うには58点必要ですが、的中率が70%なので、的中率100%換算では、41点まで減らす必要があります。さらに、4回に1回当たればいいや、と思えば、10点に減ります。5回に1回なら、8点。
同じく、1-8番人気は、的中率62%。40点→25枚に減らす必要あり。3回に1回当たればいいや、なら8点ほど。
1-7番人気は、的中率52%。25 → 16枚に減り、2回に1回当たればいいやで、8点。
1-6番人気は、的中率40%。14点 → 6点。毎回予想を当てないといけない。これはきつい。
ということで、
1-9番人気 5回に1回当たってほしい 800円
1-8番人気 3回に1回当たってほしい 800円
1-7番人気 2回に1回当たってほしい 800円
このあたりが候補です。ひとまず 1-8番人気 で考えます。
次に買い方ですが、三連複1000円以下の買い方は、このようなものが考えられます。
12頭 A-B-CDEFGHIJKL 10点
7頭 A-BC-CDEFG 9点 ◎A ○BC ▲DEFG
6頭 A-BCD-CDEF 9点 ◎A ○BCD ▲EF
6頭 A-BCDE-CDEF 10点 ◎A ○BCDEF
6頭 AB-BC-CDEF 10点 ◎ABC ▲DEF
5頭 AB-BCD-CDE 9点 ◎AB ○CD ▲E
5頭 ABCDEbox 10点 ◎ABCDE
あわせて、ワイドで保険をかけるとすれば、こんな感じです。
11頭 A-B-CDEFGHIJK 9点 + ワA-B 1点
6頭 A-BC-CDEF 7点 + ワA-BC 2点
5頭 A-BCD-CDE 6点 + ワA-BCD 3点
5頭 A-BCDE-CDE 6点 + ワA-BCDE 4点
5頭 AB-BC-CDE 7点 + ワABCbox 3点
5頭 AB-BCD-CDE 9点 + ワA-B 1点
5頭 ABCDEbox 10点
1000円でもいろんな買い方ができるので、状況にあわせて変えてもいいとは思います。
難しいのは、1〜8番人気から5頭や6頭まで絞り、◎と○と▲に分けるところです。絞るところで失敗し、分けるところでも失敗する可能性があります。
そういう意味では、5頭AB-BC-CDE 7点 + ワイドABCbox 3点で、ワイドでの保険をかけておけば、ABCは来てもらわないと困りますが、絞るときのミスのカバー、9番人気以下が来たときの保険にもなります。
ワイドでの保険を考えるならば、1-9番人気まで広げる考え方もありますが、ここは手堅く、1-8番人気で行きます。
ひとまずこの作戦で行きます。長期的に試さないと行けないので、まずは1か月継続。1レース1000円。
流れ
1. 1〜8番人気の8頭を選ぶ
2. 8頭から、5頭を選ぶ
3. 5頭を ◎3頭 ▲2頭 に分ける
4. 三連複 ◎◎◎-◎◎◎-◎◎◎▲▲ 7点
※◎ABC ▲DE の AB-BC-CDE と同じ
ワイドBOX ◎-◎ 3点
計10点で購入
ちなみに、穴狙いで▲は1〜3番人気から、と限定してしまうとうまく行かない気がしたので、そこまでがんじがらめにしないことにします。ただし、ワイドが安くなりすぎる場合は、◎に人気薄を持ってくる感じで調整します。
来年も予想がうまく行きますように。