ちっとも当たらない私が書くのもなんですが、自戒の意味も込めて、競馬の予想における教訓をメモしておきます。
競馬の過去のレースなどを集計していると、テラ銭の関係で、回収率は75%〜80%に落ち着きます。
しかもこれは、どの馬券で買っても、どのオッズの馬券を買っても、多く買っても少なく買っても、回収率は一定のところに落ち着きます。
どのように買っても回収率が一緒ということは、当たりやすい馬券も、当たりづらい馬券も、最終的には同じところに落ち着くということです。その結果が早く出るか遅く出るかの違いです。
具体的に言うと、単純化して回収率100%に落ち着くとして、単勝で勝負した場合、オッズ2倍の単勝を買うと、2回に1回、オッズ5倍の単勝は5回に1回当たる計算になります。
同様に、100倍の三連複の1点買いは、100回に1回しか当たらないということになります。
100回に1回の当たりを待つために、99回のハズレも含めて100回買う必要がある。つまり、当たるオッズのぶんだけ、ハズレが発生するということです。これがタイトルにある、「狙う配当は損失と等しい」の意味です。
ただし、三連複のいいところは、多点買いを想定されている点です。オッズ100倍の三連複を狙うのに、常に1点買いをして、100回に1回の当たりを待っているわけにもいきませんので、10点買って10回に1回、20点買って5回に1回と、当たる確率を買い目数で上げていくことになります。
さらに、各馬の確率を均等に扱わず、強弱をつけて買うことで、当たる確率をなるべく減らさずに買い目を減らす工夫もできなくはありません。
我々競馬ファンが勝つためには、どのように買っても統計的に一定の回収率に収束することをわかったうえで、効率的に買い目を減らすことで立ち向かうしかありません。
馬の見立てと、買い目の最適化の両方が大事になってきます。今は2頭軸流しでやっていますが、本当にこれがベストなのかは、まだ結論は出せていませんが、馬選びだけではプラスにできないというところは押さえておきたいと思います。