競馬 人気でも穴でもなく

競馬コラム
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東京優駿の予想と結果でつくづく感じたのは、人気ではなく、実力のある馬が勝った、というできごとです。


人気の馬というのは、多くの競馬ファンが強いと思って選んでいるわけなので、人気は実力を測るためにも有用であると考えていました。

すなわち、「実力≒人気」というわけです。

ただこのときに大事なのは、けっして「実力=人気」ということではなく、強いて言えば「実力>人気」であるという事実です。

人気は、実力をおしはかる要素にはなりえるものの、実力とイコールではないので、人気で馬を選んだり、人気で馬券の買い方を決めるのは、理にかなっていないということです。


1〜6番人気から2頭がよく来るというのは、あくまでも結果論であって、その統計データから、1〜6番人気を買えばよいと判断するのはふさわしくないということです。

実力のある馬が人気になり、馬券にからむという流れはありえますが、人気があるから実力があるとは限らないということです。「逆は真ならず」というわけです。


そんな単純なことに気づかずに、今までゾーンだのなんだの言ってきましたが、本当に運に恵まれてここまできたんだなと思います。

ただ、それでもなお、競馬は運であり、狙って取れるものではないので、統計も大事だということはくりかえしておきたいと思います。

要は優先順位であり、全否定することはないということです。


すなわち、人気を最優先にするのではなく、ほんとに大事なことを最優先にすべきということです。

それはすなわち、「馬の強さ」です。出走する他のお馬さんと比較して、過去のレースなどを参考に「強い馬」を買い続けることが、シンプルに大事なわけです。

また、馬の強さは、絶対的なものではなく、そのレースの出走馬次第で相対的に変わるので、前走着順や、1着の回数の多さだけでは決まらないというところも重要です。


小学校の短距離走で無敗の3連勝をした小学生が、大学の大会で18着の成績の大学生と戦ったら、小学生は大学生に勝てるかと問われれば、まず勝てないでしょう。ただ、中学生の予選大会なら、いいところまで行くかもしれません。

たくさんの競馬レースに触れていると、みんな同じように見えてしまいますが、さまざまなクラスのレースが同じ日に行われています。馬券を買って、当たるか当たらないか、というところは同じでも、馬の強さはさまざまで、その強さはレースのレベルにあります。


「この馬は人気があるけど、前走レースはそこまで強いレースじゃなかったから、人気のわりには来ない」という表現ではなく、「人気はともかく、前走レースからしても、この馬はそこまで強くないから買わない」と言うべきというわけです。

とにかく「強い馬」を見つけられるかどうかにかかっています。それが難しいという話ですが・・・

ひとまず、人気を最初に見ないところから、頑張ってみようと思います。

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