世の中や仕事の現場で起きている事象を分析するのに、3つの動物の視点で見てみましょう、と言うのがあるそうです。
それは、「虫の目」「鳥の目」「魚の目」の3つです。
「虫の目」「鳥の目」は、なんとなくイメージできる気がします。
「虫の目」は、目の前のものをしっかり見ましょうということですかね。現場を確認するというか。ミクロの視点というか。身近なものしか見ない近視眼的な悪いイメージではなく、細かく見るという意味合いです。
「鳥の目」は、空を飛んでいる鳥が、空から地上を見下ろして、広い範囲が見えているように、物事を俯瞰して見て全体像を捉えましょう、という話でしょうね。ミクロの反対で、マクロの視点というか。
ところが「魚の目」がピンと来ません。魚は海や川にいて、水の中を泳いでいるわけですが、それがどういう視点になるのかと。暗いところで物を見る?目玉の位置?左カレイに右ヒラメとか?
・・・で、調べてみると、魚は海流に乗って泳いでエサを探したり、川の流れに逆らって川を上っていったりと、水の流れに敏感であると。転じて、時代の流れや環境の変化を素早く察知して、その状況にあわせて対応していこう、という話のようです。
もし、これらの3つの視点が、厳しい競争社会において必要となるとすれば、あまり意識されることが少ない「魚の目」に注目することが、ライバルに差をつけるポイントとなるかもしれません。
ところが、私はビジネス競争に興味はありません。なので、競馬に利用しようと思います。
競馬予想における「魚の目」とはなんなのか。それは、刻々と変わるオッズではなく、パドックでの馬の様子でもなく、急に変わる天気や馬場でもなく、はたまた、10年間のレース傾向でもなく、「競馬ファンの人たちの予想傾向」ではないかと思うわけです。
競馬ファンがどういう予想をして買っているのか。それを踏まえて馬を選んだり馬券を買ったりする、というわけです。実際にどうするかと言われると、わかりませんが(苦笑