先週は、前残りのある馬場だったとはいえ、2レースとも逃げ馬がからみました。そして、そこそこ荒れました。
逃げ馬は、なぜたまに来るのか。そして、なぜ人気がないのか。
人気がないということは、競馬ファンのみんなが、来ないだろうと思っているわけです。それでも来るところに、少し注目してみたいと思います。
重賞の芝・ダートのレースで、1〜3着に入った馬の脚質を見てみました。
「重賞」というところがポイントで、平場の場合、実力上位の馬はただ速く走り抜けるだけで勝ててしまうこともあり、逃げ馬ではなくても逃げになることがあるからです。
重賞レースに絞って見てみたとき、まず絶対的な数としては、逃げの発生数は原理上少なくなりますが、人気が面白いところです。
5、7、8、11、12番人気といった人気薄の発生率が高くなっています。何番人気というところより、人気薄がよく来ているというところがポイントです。
すなわち、逃げ馬は、人気がなくても来る、むしろ人気薄がよく来る、ということになります。
なぜなのかは分かりませんが、狙って損はなさそうです。
先週のオールカマーでは、ほぼ唯一の逃げ馬、アウスヴァールが逃げて、2着に入りました。直近の成績は、7-3-13-8-9着と、たしかに微妙。でもうまく逃げ切れられれば、来る。
神戸新聞杯のメイショウタバルは、人気薄ではありませんが、逃げ切り勝ち。毎日杯で逃げ切って、次走の皐月賞でも逃げましたが17着。ダービーも出走取消で、5か月ぶりのレースでしたが、2番人気に推されて、逃げ切り勝ち。中京というコースもうまく利用した感じです。
重賞2レースとも逃げ馬が活躍したので、印象に残っています。
なので、逃げ馬は買い目に入れる。そしてここからは、どう入れるか、というところを考えます。
シンプルなのはやはり単複。逃げ切り勝ちまであれば単勝ですが、2〜3着も結構多いので、やっぱり複勝ですかね。
三連複の場合。過去に、いい逃げ馬を見つけて、それを軸にしたら全然ダメだったので、それ以来は気をつけていますが、予想は当たるか当たらないかなので、そういうものかも。
三連複で本命-本命-穴馬のパターンで固め打ちしつつ、穴馬は逃げ馬だけに絞った場合、逃げ馬を頭に-(人気5頭)という三連複もなくはないわけです。
本命-穴馬-穴馬も拾おうと思ったら、本命からも1頭軸に選んで、本命と逃げ穴馬の2頭軸10点流しになります。
一番安全なのは、本命-本命-(本命穴馬)のパターンで、本命2頭を軸に選びつつ、ヒモに逃げ穴馬も入れておく。的中率だけならこれが一番よさそう。
どうやら、馬を選ぶ、選ばないというゼロイチだけではなく、きっと来る!やや自信ない・・・といった自信度によっても、買い方が変わってきそうですね。