競馬予想では、気になる馬、来そうな馬を探すのが面白いわけですが、三連複で当てようとすると、軸馬の選定がとても大事になってきます。
軸馬の場合、気になる馬よりも、固そうな馬を選んだほうがいいときがあるのが難しいところです。
また、軸馬候補がたくさんいるとき、そうでもない馬を切っていくことも、効率化のためには大事になります。
競馬予想をする人たちのホームページなどを見ていると、自分の中で基準を持っていて、残す条件に合わない馬は軸にしない、といった方法を取っているようでした。
そこで私も、ある程度基準を持っておいて、的確でスムーズな判断をしてみたいと考えたわけです。
いくつかデータを取ってみましたので、一つずつ見てみたいと思います。データ対象は重賞レースです。ふるいにかける基準は、いったん「複勝率10%以下」にしておきました。
なお、競馬はなにがあるかわからないということで、ヒモまでむやみに整理してしまうとうまくいかないので、軸馬のみとしておきます。
人気
人気だけで判断して馬券を買うと、あまりいい結果ならないことは、今までも多かったですが、三連複2頭軸などで狙う場合、軸馬はしっかり3着以内に入ってもらわないといけませんので、ある程度データによる信頼度がほしいところです。
そこを行くと、人気通りの勝率ではあるのですが、1番人気を必ず入れろとかではなく、10番人気以下はさすがに軸には厳しいだろう、といった判断ならアリかと思っています。
・今走10番人気以下は軸にしない
単勝オッズ
10番人気以下は微妙という話がありましたが、別途、単勝オッズでもふるいにかけられそうです。
50倍以下はだいぶ成績が落ちるようです。
・今走単勝オッズ50倍以下の馬は軸にしない
前走人気
人気の流れで、前走人気も見てみます。前走で人気になる馬は、やはり一定の強さがあるということで、いい成績を残しています。
ただ、前走が同じクラスの場合、多少人気が低くても、勝つときは勝つというデータが出ています。そこを気をつけながら絞りたいところです。
・前走同級で前走10番人気以下は軸にしない
・前走下級で前走6番人気以下は軸にしない
前走着順
前走で大敗していれば、あまりよくないよね、というところはあります。
ただ、同じクラスのレースで負けても、力があれば盛り返してくるよ、ということで、あまり関係なく、下級クラスから勝負するなら4着以内がいいね、というところですね。
・前走同クラスなら前走着順は気にしない
・前走下級クラスなら5着以下は軸馬にしない
前走着差
前走着差は、前走同級レース、下級レースを問わず、どのくらい着差が離れたかというものです。
負けすぎはよくないよ、というところですね。
・前走で2.0秒以上離されたら軸にしない
・前走で4.0秒以上離されたら原因を確認
年齢
歳を取るとなかなか勝てないというところ。ただ、こないだの福島記念では、7歳が1着、8歳が3着と好走しました。そのときの8歳馬ダンディズムは3番人気でしたので、またちがうのかもしれませんが。
データ的には、8歳以上は軸には厳しいと出ています。
・8歳以上の馬は軸にしない
DM順位
人気は10番人気以下で切りましたが、こちらは14位以下というところ。出頭数にもよりますけどね。
あまり参考にはならないかもしれません。
・DM14位以下は軸にしない
レース間隔
どのくらいレース間隔があいていると、力が出せないか。このデータは重賞レースのみなので、半年以上の間隔があっても、あまり成績が悪くなっていません。
むしろ、直近でレースをしている方が、疲れが残ってるからか、あまりよくない結果に。
ただ、どれも10%を切っていないので、軸選びの参考にはできなさそうです。
・レース間隔は気にしなくてよい
というわけで、まとめると以下のようになりました。
以下の馬は軸にしない。
・今走10番人気以下の馬
・今走単勝オッズ50倍以下の馬
・前走同級で、前走10番人気以下の馬
・前走下級で、前走6番人気以下の馬
・前走下級で、前走5着以下の馬
・前走2.0〜3.9秒以上離された馬
・8歳以上の馬
・DM14位以下の馬
いずれか一つ該当すれば、軸候補からは外す。
ただし、ヒモには入れてもよい。
これがうまくいくかどうか、シミュレーションをしようとも思いましたが、けっこうゆるい条件なので、やりながら検証しようと思います。
便宜上、これを「軸馬フィルター」と呼ぶことにします。どうなることやら。