こないだPCを新しくして、DTMを再開するという話をさせてもらいましたが、その続きで、DTMに使うソフトと、ソフトウェア音源と、オーディオインターフェースについて書いてみます。
DTMソフト「Studio One」
DTMをやるには、DTMソフトが必要です。そして、自分にあったソフトを探すのも、あとあとのために重要です。
私はどちらかというと打ち込み中心で、楽器は弾けませんが、生楽器系のバンド構成の曲をよく作るので、その点で操作がしやすいソフトが欲しいと思っていました。
Windows7までは、「Music Studio」というフリーソフトを使わせてもらっていて、とても使いやすくて助かっていました。ただ、OS対応や機能追加などのアップデートが停止しており、VSTの動作や64bitOSでのソフトの動作も不安定との情報があったため、しかたなく頑張って新しいソフトを覚えよう、と考えました。
候補となるソフトをネットで調べると、以下のようなものがありました。Macにしか対応していないソフトは省いています。
- Cubase
- FL Studio
- Ableton Live
- Pro Tools
- Singer Song Writer
- Cakewalk By Bandlab
- Studio One
1. Cubase は、日本国内ユーザーが多く、プロも使っており、ネットの情報も多いので、迷ったらこれがよいとのことでした。候補にするため、キープ。
2. FL Studio は、使いやすく、ユーザーも多いですが、どちらかというとダンス系向けらしいので、パス。
3. Ableton Live は、オーディオインターフェースに無料でついていることが多い無料ソフトで、最近買ったオーディオI/Fにもついていたので、キープ。
4. Pro Tools は、プロ御用達のスタジオで使われるソフトですが、高いし、使いこなせないし、打ち込みには向いていないそうなので、パス。
5. Singer Song Writer は、昔、製品版を買って使っていましたが、なんか私には合わなかったので、パス。
6. Cakewalk By Bandlab は、無料で使えてナイスなので、キープしたいところでしたが、同ソフトは以前「SONER」「Music Creator」の名前で売られていたもので、製品版を買ったことがありましたが、そちらもなんか私には合わなかったので、パス。
7. Studio One は、無料で使える「Prime」というエディションがあり、試す価値がありそうなので、キープ。
なので、候補は1と3と7に絞られました。
そこから、さらに吟味しました。
Cubase体験版、オーディオI/FについていたAbleton Live、Studio One Demo(体験版)を、それぞれインストールして触ってみました。
私がやりたいこととして、ソフトウェア音源(VST)で音を鳴らすこと自体は、どれでもできました。ピアノロールと呼ばれる、楽譜で音程を打ち込む操作もできました。
ただ、使い勝手のところで、Ableton Liveはちょっと画面が古めなのと、ダンス系向けかなーと思ったので、外しました。
残る2つのCubaseとStudio Oneですが、どちらも打ち込み作業や楽器の選択、ミキサーなどの操作全般はできまして。困ったときのネットの情報も豊富のようです。最近はブログだけでなく、YouTube動画もあるので、とても勉強になります。
将来的に体験版を卒業して、製品版に買い換えることを考えたときの値段も、だいたい同じくらいでした。
- Cubase Elements → 13000円
- Studio One Artist → 11000円
知名度、信頼性的にはCubase。比較的新しく、ユーザーがどんどん増えてきているStudio One。
悩みましたが、最終的には、自分にとって直感的で使いやすくて、画面がシンプルで動作が軽い、「Studio One」のほうを使ってみることにしました。
今入れている「Studio One Demo」は、一定期間経つと、Studio One Prime という無料版に変わるそうです。その後、Primeをそのまま使うか、不便なことが出てくるようなら「Artist」を買おうと思っています。
ソフトウェア音源「Sample Tank」
DTMソフトさえあれば、あとは私がすでに持っているハードウェア音源のSD-80をUSBでつないで、すぐにDTMができます。ただ、それでは意味がありません。
音源をハードウェアからソフトウェアに置き換えて、まわりにごちゃごちゃつなげずに、パソコンの中だけで、なおかつデジタル品質で録音までやるのが今回の目標です。
試しに動作確認がてら、Studio Oneに付属しているソフトウェア音源を使って、音を鳴らしてみましたが、音は悪くないですが、楽器の数が少ない感じ。
また、DTMソフトの体験版を入れたりすると一緒に追加される音源や、フリーで提供されている音源なども入れてみましたが、そちらももう少しという感じ。特にフリーのものについては、無料で文句言っちゃいけませんが、シンセサイザー系の音がほとんどで、私の好みの生楽器系の音が乏しい感じでした。
ということで、結局は何かちゃんとお金を出して買わないとダメだなと決意をして、ネットで評判がよかった「Sample Tank 4」というソフトウェア音源を購入しました。
定価28000円もする高価な買い物なので、だいぶ悩みましたが、なんと、悩んでいる時期に、2週間限定で半額セールをやっているではないですか!
これは私のために、今こそ買っとけと言われているようなものでしたので(言い訳)、半額でも14000円しましたが、ついポチってしまいました。
買ったあとの音源ファイルのダウンロードは、今までに経験したことがないくらいの巨大ファイルサイズでした。なんと100GBオーバー!
試しに使ってみると、音色数も音質も豊富で、選ぶのに困るくらいです。まだすべての音が聞けていませんが、整理してすぐ使えるように用意したいと思います。
オーディオI/F「UA-22」
DTMにおいて、別売のオーディオインターフェース(オーディオI/F)は必須ではありませんが、再生、録音のクオリティに直結するので、基本的にはDTM開始と同時に用意する機器の一つです。
今回のDTMグッズの買い集めの中で、このオーディオI/Fだけ、購入したタイミングが異なります。DTM再開どころか、新しいパソコンを買おうとするよりも前の、今年の6月のことです。
お休みの日にふらっと、中古屋さんのブックオフ・ハードオフの店舗に入り、なんか面白いものはないかな〜と眺めていたところ、目にとまったのがRolandの「UA-22」でした。
スマホで中古相場を調べてみると、掘り出し物で5〜6000円、ふつうに買うと1万円前後するものでしたが、なぜかハードオフでは3000円で売っていました。
あまりに安いので、パソコンで認識しないとか、ダイヤルが壊れてるとか、そういうことでもあるのかなと疑いましたが、ジャンク品でもなく、特に故障もないと書いてあったので、ダメ元で購入しました。
購入後は、すぐに使う用事もなかったので、買って満足して、箱から開封もしないまま置いてありました。
そこから約2か月。とても早く、絶妙に、使う機会が訪れました。なんなら新規で買うことを検討しなければいけないくらいのタイミングで、目的に適したオーディオI/Fがすでに家にありました。こんな早く役に立つ日が来るとは思いませんでした。しかも、動作確認をしてみましたが、どこも壊れていませんでした。まさに、お宝モノです。
UA-22は、24bit/48kHzの再生・録音、マイク入力、USBバスパワーでも動作が安定する増幅回路を持ちます。MIDIインターフェースも備えているので、USB接続で外付キーボードや外付音源も使える一石二鳥のアイテムなのです。
そんな感じで、グッズも揃い、あとはもう楽曲を作っていくだけなのですが、そっちはまったく降りてきません・・・。困ったものです(苦笑