ITパスポート受験

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きのう、ITパスポートという試験を受けてきました。

総合評価が700点台後半、各ジャンルも3つとも700点台でしたので、たぶん合格してくれていると思います。合格発表は11月中旬、合格証書は12月中旬に届くそうです。

久々に受験勉強というものをやったので、疲れました。参考書と過去問を使っての独学です。お勉強に使ったものは以下のとおりです。

  1. 参考書
    • 書籍 ✕3冊
    • 公式ページのシラバス
  2. 過去問
    • 公式ページの過去問ソフト
    • 公式ページの過去問PDF
    • スマホの無料過去問アプリ
  3. YouTube動画

それぞれについて、少し説明してみます。


■ 参考書について

参考書は、厳選して1冊にするより、複数あったほうがいいと、個人的には思います。理由はいくつかあります。

  • 1冊の中にすべての内容が網羅されておらず、1冊だけだと不充分だから
  • どの参考書にも同じく載っている内容は、重要な項目だと判断できるから
  • 内容の分かりやすさ、説明のしかたが異なり、自分に合うものを探せるから

本屋でたまたま手にした1冊の参考書が、もし分かりづらい本、自分には合わない本だったとしたら、そんな本で勉強するのは不幸です。ただつらいだけ、覚えられなくて苦しい、つまらないだけです。

なので、自分に合う参考書に出会うために、2冊くらいは買ってみるのがよろしいかと。私は書籍メーカーの回し者ではありませんが(苦笑

また、試験勉強においては、いろんな教材を中途半端にやるよりは、1冊の教科書をまずはしっかりやれ、とよく言われます。ただ、それが通じる条件は、1冊の教科書をくまなく読んで覚えれば、必ずテストに出て、合格するという条件です。

そこをいくと、ITパスポートの場合は、1社の1冊の参考書だけでは、合格点までは取れても、高得点は目指せないと感じました。こっちの参考書には載ってるのに、こっちには載っていない、ということがよくあったからです。そういう意味でも2冊くらいあると安心かと思います。

ちなみに私は3冊購入し、最終的に自分に合うと思った1冊を選んで、そちらを重点的に勉強しました。なので、最後までとても楽しく勉強することができました。また、メインの1冊に載っていない内容でも、サブのほうには載っていたりして、補う感じで多くの内容を覚えることができたと思います。

なお、私はケチって、年度落ちの参考書をブックオフで買ってしまいましたが、おすすめしません。同じブックオフでも、本屋で売っている最新のものをただ安く買うだけならいいですが、古い年度のものを買うのはよろしくないです。

あとから知ったことですが、ITパスポートは、年度ごと、下手すりゃ年に数回、出題項目が追加されます。しかも、新しい内容のほうが出題されやすいです。ということで、常に最新の参考書で勉強することが望ましいと思われます。

いちおう、公式ホームページにシラバスという、新しく追加された項目が分かる資料が置いてあり、無料で入手できます。私もそれがあれば充分だと思いました。でも、用語の意味や背景は自分で調べなければならず、非効率でした。ならば素直に、受ける時期に合わせて説明が書かれている最新の参考書で勉強したほうがいいと思います。

ITパスポートは、年中試験を実施していますが、日々ITに関する用語が増えていき、それに対応するため、テストも変わっていきます。そのため、受験日によって、出題される内容範囲が変わります。私は2020年10月に受験しましたが、9月までは出題範囲がシラバス4.0、10月からシラバス4.1と、急に変わるのです。もちろん公式ページを見れば公開されている情報ではあるのですが、何ヶ月前から勉強していた、という人は、びっくりするでしょう。来年もまた変わるらしいので気をつけてください。


■ 過去問について

過去問は、無料でいくらでも手に入るので、お金を出して問題集を買うのはおすすめしません。公式ページに、PDFファイルで過去問が置いてあるほか、本番と同じ画面で解ける過去問アプリ(Windows)も無料でダウンロードできます。これで充分だと思います。

この過去問アプリが、非常に有用でした。受けた人間なので分かりますが、ほんとに本番と同じ画面です。ソフトの使い方も全く同じ。本番で慌てずに操作することができました。やらなければ損です。

スマホアプリにも、過去問が解けるアプリがたくさんあります。これらの問題は、公式ページにも参考書にも載っている、公式の過去問をアプリに直して使いやすくしているだけのものであり、想定問題などプラスアルファの問題があるわけではありません。ただ、電車の中などでいつでも手軽に過去問を解けるのはやはり便利で、私も利用させてもらいました。


■ YouTube動画について

YouTubeでは、さまざまな一般のかたが、いろいろな面白いコンテンツ、有用なコンテンツを配信されていますが、その中には、ITパスポートの解説をしてくれる動画もいくつかあります。

参考書をまったく読まずに、ひたすらYouTube動画だけを観て、テストに合格することは、おそらく厳しいと思います。あくまでも参考書を読んで勉強し、なんか言葉のイメージがわかない、どれとどれがつながっているのだろう、と迷宮入りしたころに動画を見ると、あーそういう意味だったのかと腑に落ちて、そこからまた参考書に戻ると、頭に入りやすくなると思います。

私も、いいタイミングで動画視聴を利用したところ、一気に理解が深まり、習熟が加速したと思います。便利な世の中ですね。


■ 勉強の進め方について

なんとか試験に合格できたとしても、他人に説明できるほど詳しくなったわけではありませんので、個々の内容の解説はできません。

参考までに、私が今回実施した勉強の進め方についてを書いてみます。

  1. ひとまず何も勉強しないで、過去問を解いてみる
  2. まったく解けずに挫折感を味わう
  3. しょうがないので、とりあえず参考書を買ってみる
  4. 最初はよく分からないので、とりあえず最後まで流し読みする
  5. 過去問を解いてみると、少し解けるが、まだまだ
  6. 今度はじっくり参考書を読み直す
  7. また過去問を解いてみる
  8. 過去問で分からなかった問題は、参考書で調べながら確認すると、さらに解ける問題が増えるが、まだまだ
  9. 参考書での勉強に行き詰まったら、気晴らしに動画を見てみると、けっこう分かりやすい
  10. ふたたび参考書を読むと、さっきより分かる気がする
  11. 参考書と過去問をくりかえし、なんとかして1冊は理解できるようになりたい
  12. でも試験直前になっても覚えきれない
  13. 最後は丸暗記モードで単語だけでも押さえておこうかな
  14. 当日ギリギリまで勉強するが、会場に入ったら悪あがきしない

直前の数日は、お酒を1杯だけにして(禁酒しないのがなんとも)、記憶が定着してくれることを祈って、しっかり寝ました。

当日は、お腹が痛くならないように、消化のいいものを食べ、食べすぎないようにしました。

人によっては、ノートに書いてまとめたり、参考書にマークしたり書き込んだりする人もいると思いますが、私は参考書はきれいなまま、ノートも取らず、ひたすら覚えました。覚えては過去問を解き、また覚えるのくりかえしでした。

実際に受けてみて、ITパスポートは過去問をアレンジしたものがよく出たと思います。そういう意味でも、方向性はあっていたのかもしれません。


ちまたでは、国家試験のなかでは一番簡単だ、などと言われていますが、私にとっては今回の勉強はすごく大変で、すごく疲れました。テストもすごく集中して、ヘトヘトになりました。ちゃんと合格していたらいいなぁ。

これから受けるご予定の皆さまも、うまくいきますように祈っております。


追伸:2020/11/16 合格発表があり、無事受かっておりました。安心しました。

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