2018年03月10日 上総国一宮巡り(玉前 橘樹 三之宮)

急に、上総国の一宮、二宮、三宮を巡ろうと思い立ち、土曜日にドライブがてら出かけてきました。
天気はくもり。気温は10度前後。関東としてはまだ冷え込みが厳しいところです。

千葉市内から大網街道に入り、鎌取から外房有料道路で本納に抜けます。本納中学校の近くに、橘樹神社がありました。

・橘樹神社(上総国二宮)

神社とセブンイレブンのある交差点の信号を曲がり、少し中のほうに無料駐車場がありました。
境内の敷地は平地で、起伏はありません。地面は、舗装された真ん中の参道を除くと、砂浜のような砂地になっていました。昔は近くまで海が来ていたのかもしれません。前日の雨でところどころぬかるんで、歩きづらくなっていました。
社殿の両サイド、境内の中にも何本か、橘の樹が植えてありました。先月には花が咲き、実もついていたそうですが、この日はすでに葉っぱだけになっていました。
社殿の奥には小山があり、立ち入り禁止になっていました。そこがご祭神の弟橘媛の陵墓とのこと。別途古くからの信仰もあった場所かもしれません。
神主さんは、毎日いらっしゃるとは限らないそうで、ご朱印を書いてもらうのに、ご朱印帳を預けて、後日取りにくる人もいるそうです。この日はお宮参りと車祓いのご祈祷があったので、神主さんもいらしたようです。

そこから玉前神社へ向かいます。今回は最短距離ではなく、海岸線まで出て、九十九里有料道路を通りました。なぜか無料でした。
じきに、玉前神社にたどり着きました。駐車場の入り口は、やや分かりづらかったですが、無料駐車場がありました。

・玉前神社(上総国一宮)

こじんまりとした敷地に、ぎゅっと詰め込まれた感じで、立派な社殿でした。
もっともインパクトがあったのは、裸足で砂利の上を歩きながら、願い事をするというアトラクション。強い人は平気なんでしょうが、足の裏マッサージが苦手な人は、かなりの地獄です。神社に来て、こんな大変な修行を体験するとは思いませんでした。

当初は、一宮二宮だけの予定でしたが、調べてみたら近くに三宮もあるらしいとのことで、行ってみることに。

・三之宮神社(上総国三宮)

入り口が分かりにくく、看板もありません。入り口が分かったあとも、この先に本当に三宮神社があるのかと疑わしい山道になっています。勇気を振り絞って薄暗い山道を進んでいくと、大きな鳥居が現れました。本当にあった・・・。しかも、なにか人の話し声が聞こえます。境内に入ると、地元の初老の方々が五人ほど、神社の社殿を縁側のようにして休んでいました。物好きな私の訪問に驚き、よくもまあこんなところにきたなあと感心されました。上総国十二社祭りの1つである三宮神社でさえ、お祭りやお神輿を残していくのも大変なことなんですね。たまたま境内のお掃除の日で集まっていたらしく、普段は誰もいないとのこと。運良くお話を聞けてよかったです。
そのお話の中で、三宮神社よりも「ウバ神社」のほうが古いから、見にいってみな、と教わり、私の下調べにはなかったので、感謝してその場を去りました。
しかしその地元の方々の中でもなかなかの長老のおじさまにウバ神社の場所をお聞きすると、「下の道を右に行って、しばらく行ってから、五差路を右斜め前に行って、少し行ったところ」という、極めて難易度の高い道案内であり、他のヒントは同じ町内であることくらい。でも、なぜか、なんとなく走っていたら、無事たどり着いてしまいました。

・鵜羽神社

お導きか、無事たどり着きました。誰もいません。でも、あとで調べたら、紛れもなく、十二社祭りのスタート地点でした。なんか違う方向で、うれしさを感じました。
あとは近くにある笠森観音堂へ。

・笠森観音堂

神社ではありませんが、岩の上に建っているお堂で有名な、笠森観音堂です。あいにく、遅い時間だったため、上までは上がれませんでしたが、とても静かでよかったです。

帰りに木更津方面に抜けて、アウトレットでブラブラして、帰りました。







トップ   差分 バックアップ リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2018-11-04 (日) 22:39:13 (1996d)