志波彦神社 鹽竈神社

しわひこ じんじゃ しおがま じんじゃ

志波彦神社 鹽竈神社は、宮城県塩竈市にある神社です。

鹽竈神社は、全国の塩釜神社の総本社です。
鹽竈神社と志波彦神社は同じ敷地内にあり、宗教法人として一つにまとめられています。

ポイント
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データ


基本データ

電話022-367-1611
住所宮城県塩竈市一森山1-1
エリア塩竈エリア


アクセス

電車・バスJR仙石線 本塩釜駅下車
・表参道の石鳥居まで徒歩15分
・東参道の石鳥居まで徒歩7分
JR東北本線 塩釜駅から2キロ
クルマ三陸自動車道 利府中ICまたは利府塩釜ICから車で10分
仙台港北ICより車で約15分
駐車場無料300台
コメント社殿は山の上にあり、神社の無料駐車場も山の上にあります。


参拝

時間開門時間 朝5~夜20時
(博物館は要確認)
休業日なし(博物館は要確認)
料金参拝無料(博物館200円)
必要時間目安参拝のみ30分 階段散策つき1時間30分
名物塩竈の海鮮
現地注意点高低差あり


神社(鹽竈神社)

祭神鹽土老翁神 武甕槌神 経津主神
神社系統塩釜系
創建不詳 奈良時代以前
社格陸奥国一宮 旧国幣中社 別表神社


神社(志波彦神社)

祭神志波彦神
神社系統地元神系
創建不詳
社格式内社(名神大社) 旧国幣中社 別表神社


関連サイト
公式サイト 鹽竈神社
ウィキペディア 塩竃神社
鹽竈神社マップ(PDF)

訪問履歴




ご祭神とご利益について

祭神(鹽竈神社)
鹽土老翁神(しおつち おじの かみ)
武甕槌神(たけ みかづちの かみ)
経津主神(ふつ ぬしの かみ)


主祭神の鹽土老翁神は、古事記の「海幸山幸」の話で、山幸彦にアドバイスをする役で登場します。全国の塩釜神社で祀られています。
武甕槌神は茨城県の鹿島神宮、経津主神は千葉県の香取神宮の主祭神です。




祭神(志波彦神社)
志波彦神(しわひこの かみ)


志波彦神は、記紀には現れない神で、名前の由来は諸説あります。
志波(しわ)が塩(しお)に発音が似ていることから、鹽土老翁神と同一の神であるという説。
「しわ」には、端という意味があり、東北遠征の果てであり、境界線、道祖神のような意味を持っていたという説。
志波彦のほかに志波姫もいるので、地元ローカルの夫婦神という説。
天つ神と国つ神の分類において、国つ神の別名を志波彦と呼ぶという説などがあります。




ご利益
鹽土老翁神は、まず日本の国づくりを導いて調整役になったことから 国家安穏 東北鎮護 平和的解決 導き 交通安全 家内安全 塩の神様であることから お清め 浄化 製塩業の守護神 海の神さまであることから 漁業 海上安全 大漁祈願 港守護 潮の満ち引き おじいさんの神様であることから 知恵 長寿 また、関連性は分かりませんが 子授け 安産 子育て のご利益もあります。


志波彦神社の志波彦大神は、産業開発 農業守護 の神さまとして崇敬されています。

表参道の石段(男坂)は202段もあり、登るのが大変ですが、いかにもパワーをもらえそうな感じですね。



見どころ

神社以外では、志波彦神社の参道から海が見える景色がよかったです。
日の出や日の入りの時間がよいとのことです。
桜の季節は桜が見事だそうです。
紅葉の時期に行きましたが、紅葉もきれいでした。



神社について

志波彦神社 鹽竈神社の両社は、一森山という小山の上に鎮座しています。
西側に鹽竈神社、東側に志波彦神社があります。


南側の山のふもとから石段を登りきって、そのまま正面に見えるのが本殿ですが、なんと本殿には塩竈の神様はいません。
本殿の左宮に武甕槌神、右宮に経津主神が祀られています。
神様から見ての左右なので、参拝者から見ると、左側に右宮、右側に左宮があります。
武甕槌神と経津主神は、茨城の鹿島神宮、千葉の香取神宮の神様です。
大和朝廷の勢力が、鹿島香取から北上して、仙台塩竈多賀城の地に拠点を置いたときに、地元神を祀った地に一緒に祀られたのでしょう。


鹽土老翁神は、本殿の東側にある別宮に祀られています。
主祭神の鹽土老翁神が、本殿ではなく別宮に祀られているのは、ちょっとかわいそうな感じがしますね。


公式サイトでは、当時の権力者によって本殿の武神が祀られたが、本殿がメインで別宮がサブというわけではない、特別な(スペシャルな)お宮で別宮なんです、とのこと(ちょっと無理があるかも汗)。


昔からの地元の神様を祀る小さな神社に、あとから鹿島・香取の武神が立派に祀られることになったという説が、しっくりきますね。
別の説では、鹽土老翁神を茨城県の息栖神社の祭神である久那戸神と同一視し、鹽竈神社を東国三社(鹿島神宮・香取神宮・息栖神社)と同じ構成と考えるという話もあります。
いずれにせよ、力関係的に鹿島と香取がメインに据えられるのも無理もありません。


同じ境内に志波彦神社があります。別のところにあった神社を、明治時代に遷してきたそうです。現在、鹽竈神社の宗教法人としての正式名称は、志波彦神社鹽竈神社というそうです。



摂社・末社・祭り・文化財

歴史

写真

その他

近くに御釜(おかま)神社という末社があり、そちらでも塩土老翁神が祀られています。
こちらには、塩土老翁神が使って塩の製法を教えたとされる神釜があります。この神釜が鹽土老翁神のご神体です。毎年7月には「藻塩焼(もしおやき)神事」が行われます。
この神釜の中の海水は、大雨でもあふれず、日照りが続いても枯れることがないといわれています。また、世の中でなにか異変があるときには、水の色が変わるとされています。

参考文献



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Last-modified: 2018-11-25 (日) 20:11:49 (1978d)