莫越山神社(沓見)

なこしやま じんじゃ

莫越山神社は、千葉県南房総市沓見にある神社です。式内社である莫越山神社の論社の一つです。

莫越山神社沓見20170319_01.jpg

ポイント
・四国の阿波から千葉県の南房総に渡ってきた、忌部氏の祖先神を祀る
・祭神が工匠の神であることから、大工職人などの信仰を集めるほか、自社で清酒造りが許されている神社の一つ
・莫越山神社の二社で比較すると、神社の規模としてはこちらのほうが大きい

データ

神社

祭神主祭神:手置帆負命 彦狭知命
配祀神:彦火々出見尊 豊玉姫命 鸕鶿草葺不合尊
創建弥生時代 紀元前660年(神武天皇元年)
系統忌部氏系社格式内小社 旧郷社
ご利益工匠守護 家屋守護 日本敷物の祖神 安産育児 海猟海上安全


鎮座

エリア千葉県南房総エリア電話0470-28-5307
住所千葉県南房総市沓見253


交通手段

電車JR内房線 南三原駅バス南三原駅から館山日東バス 館山方面行き 加茂原(おそらく現存)
高速特になし 館山道を終点まで行って、一般道自転車なさそう
アクセス国道沿いにあるので、クルマであれば大変行きやすい立地です。国道128号と410号の交差する地点のすぐ近くです。
バスは、南三原から館山駅方面にありそうな感じですが、確認は取れていません。


現地

施設駐車場あり 社務所は境内ではなく、麓の神主さんのお家へ必要時間30分
名物-見どころ-


関連サイト
・ウィキペディアの該当ページなし
寺社から見る安房の歴史
記録のようなもの?
神社と古事記
延喜式神社の調査
にっぽん文明研究所
ハナリンのみちのくLOHASライフ

訪問履歴
・2016年



見どころ

神社・祭神について

祭神
主祭神の手置帆負命(たおき ほおいの みこと)と、彦狭知命(ひこ さしりの みこと)は、忌部氏の祖先神です。
近くにある安房神社に祀られている太玉命が忌部氏のルーツで、そこから各地の忌部氏に分かれました。
・阿波忌部氏:天日鷲命
・讃岐忌部氏:手置帆負命
・紀伊忌部氏:彦狭知命
・筑紫伊勢忌部氏:天目一箇神

こちらの莫越山神社には、讃岐忌部氏の手置帆負命と、紀伊忌部氏の彦狭知命が祀られています。

ウィキペディア 忌部氏
ウィキペディア フトダマ
ウィキペディア 讃岐忌部氏

神社
自社で清酒の醸造が許可されている数少ない神社です。
現代では酒造法により、神社であってもむやみにお酒を造ることができなくなりましたが、どぶろく造りが許されているのが全国で40社、清酒まで造っているのは、伊勢神宮、出雲大社、岡崎八幡宮と、こちらの莫越山神社の4社だけとのこと。
なお、造られたお酒は、近くの鶴谷八幡宮で行われる祭のおみこしの担ぎ手に振る舞われるとのことで、一般の人たちは残念ながら飲むことはできないようです。


摂社・末社・祭り・文化財

例祭 7月9日

歴史

写真

その他

参考文献




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Last-modified: 2017-09-13 (水) 19:53:40 (2416d)