櫻木神社

さくらぎ じんじゃ

櫻木神社は、千葉県野田市にある神社です。
野田市最古の神社です。

櫻木神社20180428_01.jpg

ポイント
・平安時代、藤原氏の貴族がこの地に美しい桜の大木があるのを見て、木の根元に倉稲魂命、武甕槌命を祀ったのがはじまり
・社紋は桜の花、敷地内には桜の木がたくさん植えられていて、文字どおりの桜木神社
・桜の朱印帳など、全体的にかわいい雰囲気がただよう




データ

神社

祭神倉稲魂命(うかのみたまのみこと) 武甕槌命(たけみかづちのみこと) 伊弉諾尊(いざなぎのみこと) 伊弉冉尊(いざなみのみこと)創建平安時代 西暦851年 仁寿元年
系統稲荷系 藤原系社格旧村社
ご利益五穀食物 商業繁栄 産業繁栄 勝機勝運 健康長寿 良縁 夫婦円満


鎮座

エリア千葉県柏・野田エリア電話04-7121-0001
住所千葉県野田市桜台210
立地平地敷地小~中規模


交通手段

電車東武野田線 野田市駅から徒歩10分バス
高速常磐道 流山ICから10分 柏ICから10分自転車不明
アクセス鉄道の駅からの徒歩圏内であり、駐車場も300台と、かなりの余裕があります。
大鳥居の周辺に駐車場があり、神社の敷地の南東側から、住宅地の中を入っていきます。


現地

施設社務所 駐車場 おみくじ ご祈祷必要時間本殿のみ10分 摂末社含む30分
名物確認中見どころ桜の木
注意点


関連サイト
・ウィキペディア 櫻木神社 (野田市)
・外部サイト:公式サイト 櫻木神社



ご利益・見どころ

櫻木神社のある周辺は、一軒家が立ち並ぶ住宅地ですが、突然神社の敷地が現れ、きれいに整えられた敷地、豊かな杜に驚きます。桜の木、つつじの花が開きそろいます。


神社・祭神について

神社
平安時代、藤原鎌足の子孫、藤原冬嗣(ふゆつぐ)の三男、藤原嗣良(つぐよし)は、兄たちが中央の要職に就く中、疎ましく思われるだろうと感じて、不毛な争いを避けるために都を離れました。そして、関東の下総の地までやってきて、仁寿元年(西暦851年)に、

玉崎神社のご縁起によると、景行天皇12年の創建と伝わる、とあります。

ヤマトタケルは、はるばる関東までやってきて、神奈川県の相模から、千葉県の上総へ、海を渡ろうとしました(昔は陸路より海路のほうが便利でした)。
そのとき、走水の海(横須賀市)を守る神さまが波を起こして、海が荒れて大変なことになりました。
その様子を見たヤマトタケルの奥さんの弟橘媛(おとたちばなひめ)は、「これは海神の御心に違いない」と言って、海に身を投げてしまいました。
そうすると波はピタッと収まり、無事上総の国に着くことができました。
ヤマトタケルは、その海神の霊異を畏み、海上平安、夷賊鎮定のために、玉ヶ崎の地(玉の浦の東端)に海神である玉依姫尊の神霊を祀りました。



祭神
主祭神は玉依毘売命(たまよりびめのみこと)で、配祀神として日本武命(やまとたける)が祀られています。
玉依毘売命は、海の神さまである綿津見命の娘で、鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズ)の妻であり、神武天皇の母です。


ヤマトタケルは、関東地方を治めるために東征して来た皇族で、古来から武神として崇敬されています。
千葉県内には、ヤマトタケルに関わるエピソードが数多く残っています。
また、ヤマトタケルを助けるために海に身を投げた、奥さんの弟橘媛を祀る神社もあります。


摂社末社・祭り・文化財

例祭
旧暦の4月1日

祭り
・1/1~1/3 正月祈祷
・1/15 祈年祭
・2/3 節分祭
・5/5 例大祭
・7/30 輪くぐり
・10/15 神事祭


歴史

玉崎神社は、下総国二ノ宮で「玉ヶ崎大明神」と呼ばれ、武将からの崇敬も厚く、平貞盛、源頼義、源義家、源頼朝、日野俊基、千葉常胤らが参拝しました。
江戸時代に入ってからは、平田篤胤、平田鐵胤、斉藤彦麿、高田与清、大国隆正といった文人も参詣しました。

享保14年(1729年)には、地頭らが大漁祈願したところ、たくさん魚が獲れて、みんな大喜びに。
その神験から、神階正一位を賜りました。
拝殿内にある扁額(神社名の書かれた額)は、その頃の徳川吉宗の筆と伝えられています。

明治に入り、「玉崎神社」と改称されました。

写真・訪問履歴

写真
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訪問履歴
・2018年04月28日(土)櫻木神社

その他



参考文献




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