たまさき じんじゃ
玉崎神社は、千葉県旭市にある神社です。下総国(千葉県北部)の二ノ宮の論社の一つです。
ポイント
・古代、日本武尊の東征の際に創建されたとされる古社で、海の神で神武天皇の母である玉依毘売(たまよりびめ)を祀る
・戦国時代には、源頼朝や千葉常胤などの武将も参拝し、尊崇を受けた
・同じ千葉県の上総一ノ宮に、読み方が同じ「玉前神社」(たまさきじんじゃ)があり、少しまぎらわしい
神社
祭神 | 玉依毘売命 日本武命 | 創建 | 弥生時代 西暦82年 景行天皇12年 |
系統 | 海神玉依姫系 | 社格 | 下総国二宮論社 郷社 |
ご利益 | 海上安全 大漁満足 安産 子授け 厄除 方位除 ろくさん除 家内安全 交通安全 旅行安全 学業成就 必勝祈願 |
鎮座
エリア | 千葉県銚子・旭・八日市場エリア | 電話 | 0479-57-2278 |
住所 | 千葉県旭市飯岡2126-1 |
交通手段
電車 | 総武本線 旭駅 飯岡駅 | バス | 旭駅から双葉町行きバスに乗車 「玉崎神社」下車 徒歩1分 |
高速 | 最寄りなし、強いて言えば横芝光ICまたは大栄IC | 自転車 | 未確認 |
アクセス | JR線の駅からはかなり離れたところにあり、歩きでは行けません。 バスは旭駅から出ていますが、タクシーで行く場合は飯岡駅のほうが近いです。 |
現地
施設 | 社務所 駐車場 おみくじ ご祈祷 | 必要時間 | 本殿のみ5分 摂末社含む30分 |
名物 | 確認中 | 見どころ | 石垣の跡 |
関連サイト
・ウィキペディア 玉崎神社
・玉﨑神社 http://www.geocities.jp/tamasakijinja/
訪問履歴
・2017年いろいろ
祭神
主祭神は玉依毘売命で、配祀神として日本武命が祀られています。
玉依毘売命は、海の神さまである綿津見命の娘で、鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズ)の妻であり、神武天皇の母です。
古来から海上鎮護、漁業、厄除け、開運、縁結び、安産、育児の神として崇敬されています。
日本武命は、関東あたりを治めるために東征して来た皇族で、古来から武神として崇敬されています。
千葉県内には、日本武命に関わるエピソードが数多く残っています。
神社
玉崎神社のご縁起によると、景行天皇12年の創建と伝わる、とあります。
日本武尊が関東までやってきて、相模から上総(神奈川県から千葉県)へ、海で渡ろうとしました(昔は陸路より海路のほうが便利でした)。
そこで走水の海(横須賀市)の神が波を起こし、海が荒れて大変なことになりました。
そのとき日本武尊の奥さんの弟橘媛(おとたちばなひめ)が「これは海神の御心に違いない」と言って、海に身を投げてしまいました。
そうすると波は収まり、無事上総の国に着くことができました。
日本武尊は、その海神の霊異を畏み、海上平安、夷賊鎮定のために、玉ヶ崎の地(玉の浦の東端)に海神である玉依姫尊の神霊を祀りました。
下総国二ノ宮で玉ヶ崎大明神と呼ばれ、武将からの崇敬も厚く、平貞盛、源頼義、源義家、源頼朝、日野俊基、千葉常胤らが参拝しました。
江戸時代に入ってからは、平田篤胤、平田鐵胤、斉藤彦麿、高田与清、大国隆正といった文人も参詣しました。
享保14年(1729年)には、地頭らが大漁祈願したところ、たくさん魚が獲れて大喜び。
その神験から、神階正一位を賜りました。
拝殿内にある扁額(神社名の書かれた額)は、その頃の徳川吉宗の筆と伝えられています。
例祭
旧暦の4月1日
祭り
・1/1~1/3 正月祈祷
・1/15 祈年祭
・2/3 節分祭
・5/5 例大祭
・7/30 輪くぐり
・10/15 神事祭
写真
・社殿は7:00から16:00まで開いていますが、それ以外の時間は閉まっています。
・さまざまなご祈祷を受けています。
神前結婚式 安産子授け祈祷(子宝石)
地鎮祭 上棟祭 家祓祭 井戸祓祭 厄年厄祓 ろくさん除祓 方位除
海上安全 自動車祓 学業成就 家内安全 商売繁盛 旅行安全 交通安全 大漁満足
命名 改名 祖霊祭 鎮祭
・下総の国の二ノ宮としては、ここ玉崎神社のほかに、千葉県船橋市にある二宮神社も候補となっています。