競馬 まさかの開催中止?

競馬コラム
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そろそろ週末の予想でもしようかなと、ネットを見ていると、びっくりニュースが。

JRAの厩務員、調教助手などが組織する4労組(関東労、全馬労、関西労、美駒労)が日本調教師会に11年から導入されている賃金体系の廃止を求めた春闘は…(以下略)

2023/03/16(木)

JRAで働く人たちが、待遇改善を訴えた春闘で、合意に至らず。このまま行くと、2023/03/18、3/19はストライキのため、開催されない可能性が出てきたというのです。しかも、そうなった場合には、代替開催もされないとのこと。

平場はもちろん、この土日は重賞が4つも予定されているので、ただごとではありません。


なんでそんなにもめてるのか、軽く調べてみると、厩務員さんたちの賃金体系には、旧賃金体系と新賃金体系があるとのこと。

単純に言えば、旧体系よりも、新体系のほうが、給料が安い。基本給が安く、手当もつかないので、新体系でいくら頑張っても限界があるしくみになっているそうです。

新体系は、2011年当時、JRAの売上が落ちて、人件費削減のために始まったとのこと。2011年といえば大震災の年ですが、それに関係なく、売上がどんどん落ちていたそうです。

親元の売上が落ちていれば、給料が減ってもしょうがないと、同意せざるを得なかったのでしょう。

しかし、その新体系が始まったとたん、売上は徐々に上昇。最近では新型コロナの巣ごもり需要もあり、JRAの売上はさらに上昇。

JRAは儲けているのに、働いている厩務員さんたちの給料は上がらない、という状況のようです。


さらにややこしいのは、厩務員・調教師の中でも、新体系と旧体系の人が混在しているというところです。

詳しくは分かりませんが、旧体系で昔から働いていた人は、給料は旧体系のままで、新しく入ってきた人が新体系という話。古株から文句が出ないように、そのようにしたんでしょうね。

若い人たちには、そのあたりの不満もあったに違いありません。


不景気のときはともかく、売上も回復しているのに、新体系のままはおかしい。このままでは人手不足により競馬界に影響が出るよ、というのが、厩務員側の主張です。

当事者ではないのでなんともいえませんが、個人的にはやっぱり、頑張ってお馬さんを育てている厩務員さんたちには、貢献にふさわしい妥当な給料を払ってあげてほしいなあと勝手に思っています。

そして、ストライキが回避されて、この土日も開催してもらいたい!

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