競馬 ワイドに負けた三連複

競馬コラム
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頭で考えただけのものは、すぐに忘れてしまいますが、身をもって体験したことは、なかなか忘れないものです。

今週日曜日のレースは、2レースとも当たりました。軸として選んだ馬はバッチリで、ヒモも入っていました。予算1000円もオーバーしていません。

予想の通りに馬が来て、買った馬券が当たる。完璧です。


・・・いえ、そうではなかったのです。気づいてしまいました。

<アルゼンチン共和国杯>

■買い目の三連複オッズ
4-9-14 2240円
9-13-14 2600円
9-14-17 3650円
5-9-14 5730円
2-9-14 6240円
9-12-14 11610円
9-11-14 11920円
9-14-15 15200円
7- 9-14 44380円
9-14-18 114570円

■軸2頭のワイド
9-14 530円

※このレースは3着同着があり、実際の配当は
約半分になってしまいましたが、このオッズは
レース前のものです

ワイドは、配当が安いイメージですが、1000円で一点買いすればそれなりにつきます。アルゼンチンでいえば、ワイドは5300円になります。

すると、三連複で、2240円、2600円、3650円の馬券を買って、もしそれが来てしまったら、三連複よりもワイドのほうが配当が高い計算になります。

つまり、予想はバッチリなのに、馬券の買い方で、買った時点で損をすることが決定していた、ということです。

実際、三連複は3650円の馬が来て、そのとおりになってしまいました。当たって喜んでいる場合ではなかったのです。


では、どうすればよかったか。ワイド1000円を買えばよかったのか。

そうとも限りません。買い目10点のうち、3点は確かに赤字ですが、残り7点のどれかが来ていたら、ワイド1000円よりもプラスでした。その可能性がある限りは、三連複も狙いたいところです。

これを計算しようとすると、ちょっと面倒です。

※ワイド配当500円で計算

■ワイド10点の場合
・ワイド → 500×10=5000円
・三連複 → なし

■ワイド9点の場合
・ワイド → 500×9=4500円
・三連複 → 配当500円以上の三連複1点

■ワイド8点の場合
・ワイド → 500×8=4000円
・三連複 → 配当1000円以上の三連複2点

■ワイド7点の場合
・ワイド → 500×7=3500円
・三連複 → 配当1500円以上の三連複3点

■ワイド6点の場合
・ワイド → 500×6=3000円
・三連複 → 配当2000円以上の三連複4点

■ワイド5点の場合
・ワイド → 500×5=2500円
・三連複 → 配当2500円以上の三連複5点

■ワイド4点の場合
・ワイド → 500×4=2000円
・三連複 → 配当3000円以上の三連複6点

■ワイド3点の場合
・ワイド → 500×3=1500円
・三連複 → 配当3500円以上の三連複7点

■ワイド2点の場合
・ワイド → 500×2=1000円
・三連複 → 配当4000円以上の三連複8点

■ワイド1点の場合
・ワイド → 500×1=500円
・三連複 → 配当4500円以上の三連複9点

■ワイド0点の場合
・ワイド → なし
・三連複 → 配当5000円以上の三連複10点

こう見ると、三連複だけで狙うということは、配当5000円以上の三連複でなければならず、しかも10点ということは、外れる可能性もあるということになります。

ワイドの併用は、保険というだけではなく、三連複という攻めの馬券を買うためにも必要になるということになります。


今回のアルゼンチンであれば、2600円の三連複をどうしても買いたければ、ワイド5点と組み合わせて、三連複は5点で勝負する必要がありました。

さらに、オッズで一番安い2240円の三連複も買うとなれば、ワイド6点の三連複4点にする必要も出てきます。

どのくらい三連複のヒモの自信があるかによって、どこまで頭数が絞れるか変わるので、バランスが難しいところです。

また、今回は軸の2頭のワイドが500円ついたので、ワイドのほうが高くつくシチュエーションになりましたが、もし200円とかであれば、ワイドのほうが高くなることは少なく、今回のことを考慮する必要もなくなります。

そのときのワイド配当を見ながらの判断が必要です。


三連複2頭軸を狙うなら、その軸2頭のワイドもチェックが必要、というのが今回の教訓です。

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