ページ 5/11
■オッズの変化を利用した予想
オッズを利用する点は同じですが、前売りオッズ、締切数時間前、締切30分前、締切直前と、リアルタイムで変化するオッズを観察することで、候補となる馬を探す方法です。
人気を集めている馬は期待度が高いわけですが、リアルタイムで経過を見ていっても、どんどん人気が上がっていくようなら、その馬は多くの人から期待されているということになります。
逆に、時間が経つほど人気が下がっていくようなら、そこまで注目されていない、ということになります。
馬券は一度買ったらキャンセルはできないため、オッズが下がるときというのは、売上枚数が減ったのではなく、毎分毎分買われている馬券の中で、追加で買われる馬券が少なくなった、ということになります。
特に締切30分前くらいに人気を落とす馬は要注意です。出走馬の体重が発表されたら大幅減だったとか、パドックで調子が悪そうに見えたといったことがあると、30分前くらいから人気を落としていきます。
たまに、一頭だけ一気にバーンと買われて、人気が上がることがあります。それは馬主が自分の馬を応援するために大量に買うケースや、調教師などの関係者に近い人間が、注目されていないけど今回は走るよ、という情報を得て、注ぎ込んでいる場合があるそうです。
後者の場合は、人気薄の馬を狙って大勝ちするのが目的なので、他の人に便乗されないように、締切直前に買われることがほとんどです。
それこそ、締切1分前にそれをやられると、どうやっても他の人は便乗できません。締切1分前と、確定後のオッズを比較すると、大きく変わっているのがそれです。
関係筋の確かな情報で買われた馬券がうまくハマると、人気薄で大稼ぎできたりします。情報に通じた一部の大金持ちにしかできない芸当です。
場合によっては、大金持ちが、ギリギリで買いそびれることを恐れて、2分前とかに買う場合があります。その場合は大チャンスで、他の人も滑り込みで便乗できる場合もあります。
とはいえ、毎回勝つわけでもありませんし、毎レースギリギリまでオッズに注目しているというのも大変です。
せいぜい、馬体重やパドックを見た競馬ファンがどう思ったかを、2〜30分前にチェックする程度かちょうどいいかと思います。