競馬 複勝率はやはり重要

競馬コラム
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三連複2頭軸流しの買い方では、軸の2頭の選び方が重要で、いまだにいろいろ悩むことが多いです。

いろいろ書きながら整理してみたいと思います。


まず、ワイドとの類似点について。

三連複の2頭軸は、ワイドに似ています。「ワイド1点」と「三連複2頭軸全頭流し」の当たる確率は同じです。

しかし、実際は、ワイド1点の2頭の選び方と、三連複2頭軸の2頭の選び方では、選ぶポイントが異なります。

ワイド1点で狙う場合、1頭は本命寄りを選んだとしても、もう1頭は少し穴っぽいところを選ばないといけません。なぜなら、本命寄りの2頭だと、あまり配当がつかないからです。ワイド1点ならば、それだけで配当がある程度つくような馬選びが必要なわけです。

一方で、三連複2頭軸の場合は、本命寄りの2頭を軸に選んでも、3頭目のヒモ次第では高配当になる可能性があります(あまり来ませんが)。軸選びでは無理に穴を選ばなくてもいいわけです。

ワイド1点と三連複2頭軸は、似ているようで異なるというところです。


次に、複勝との類似点について。

複勝と、ワイド/三連複は似ています。選んだ馬が3着までに入ればよいという点で共通しているからです。

しかし、私としては、複勝の的中率と、それを元にして推測されるワイドや三連複の的中率は、合わないんじゃないかなと思っています。

それは、1番人気と2番人気の複勝的中率が高いからといって、レースの中で同時に1番人気と2番人気が来るとは限らないからです。実際に、1-2番人気のワイドや三連複を買っても、なかなか当たりません。

複勝率が高いというだけで、上位人気から選べばいいというわけではない、というところです。


とはいえ、ワイドや三連複を買うのにあたり、複勝率が無関係かと言われると、やはり関係はしていると言わざるをえません。

以下は、古いデータで、条件も忘れてしまいましたが、複勝的中率のデータです。

1番人気の複勝的中率は、63%くらいあります。

よく、数字を使ったクイズで、「ある2つの選択肢を選ぶのに迷った人が、占い師に相談することにしました。2人の占い師がいて、Aさんは的中率60%、Bさんは的中率20%です。その人はBさんを選びました。なぜでしょう」みたいなのがありますよね。

Bさんの的中率は20%。2択の選択肢で悩んでいるならば、Bさんの占いで言われたことの逆を選択すれば、80%の的中率となります。

それと同じように考えると、1番人気の複勝的中率が63%ですから、「1番人気が来ない確率」は37%しかないわけです。

2番人気51%、3番人気42%は、来る確率が高く、4番人気は32%です。

1番人気を捨てて(37%)、4番人気を入れる(32%)、5番人気を入れる(26%)、6番人気を入れる(21%)というのは、それだけ確率に逆らう選択をするとことになります。


ワイドほど穴を入れなくてもよい三連複においては、素直に複勝率にしたがって、人気寄りから2頭を選べばよいというわけです。

これも古いデータですが、1〜6番人気から2頭選べば、それだけで三連複の的中率が85%あるというデータです。狙うならここで充分じゃないかと考えたわけです。

もちろん、穴だけどなんとなく気になる馬というのは出てくるものなので、それを買わないのはなんとなく気が引けます。

しかし、過去の経験からすると、それを2頭軸の1頭で選ぶと失敗します。一か八かの馬を軸にするのはリスクが高く、かすりもしないじゃん、ということがよくありました。

なので、ヒモで我慢するか、その馬の単複を買っておくという感じがいい気がしています。


問題は、仮に1〜6番人気から2頭選ぶにしても、どうやって選ぶかというところです。

6頭を公平に見比べながら、複数の要素から見ていくのがおそらく適切な方法でしょう。

そこをあえて、シンプルに、上位人気から見ていったらどうか、というのを考えました。長くなりましたが、ここが今回の話の肝です。

人気順に複勝率が高いのがわかっているのだから、それに逆らわず、素直に上から選んでいこう、というわけです。

テレビのクイズ番組「Qさま」で、参加者の多い2時間スペシャルとかをやると、決勝戦には6人ほどが残ります。決勝戦は、問題を1位の人だけがまず答えて、間違えると2位の人に解答権が回り、また間違えると3位の人に解答権が回る、というルールになっています。

これと同じ感じで、1番人気の馬を見て、いろんな要素で見たときに、良さそうなら選び、怪しければ2番人気を見る、という感じで進めればいいのではないか、と思ったわけです。

もし、6番人気まで見てもイマイチだったら、また1番人気に戻って見直します。7番人気以下に手を伸ばさないのがミソです。


うまくいけば、予想の時間も短縮されて、いいかもしれないと思っています。

どういう馬がよさそうで、どういう馬があやしいかというところは、また今度書きます。

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