昨年は、「三連複のフォーメーションで買おう」といった、買い目の方針を立てたりもしましたが、結局予想がハズれるので意味がなく、いつの間にか方針はどこへやら。
2021年はどうしようかと考えたときに、時間がなくても手軽で、なおかつ当たりやすいデータである、単勝人気とタイムDMをより活用しようと、「データ路線でいこう!」と考えました。
正月休み、コロナの影響で外出自粛をしていたので、競馬予想くらいしかやることがなく、早速データ集計に取りかかりました。いろんなWebサイトの情報や、有料サービスのJRA-VANも試してみました。
しかし・・・分かりきっていたことですが、集計をすればするほど、結果がデータのとおりに近づいていき、他人が出したデータとも一致してくるのです。
競馬場、クラス、年齢など、思いつく絞り込みはみんなが試していて、Webにもデータが上がっています。それを自分で集計したところで、結局同じでした。多少ひねった取りかたをしても、長い期間で集計しても、結局同じでした。
つまり、私がデータ競馬をするために、私自身がデータを集計する必要はなかった、ということです。
私自身がやらなくていいのなら、私があえてそれをこだわりを持って、「データ路線」を予想方針に採用するのは、ちょっと向いていないのかなと感じました。
しかも、信頼できるデータだけを使用すると、勝率はせいぜい80%どまり。当たるときは当たるし、当たらないときは当たらない。また、当たるはずの法則で当たらないこともあれば、当たらないはずなのに当たったりします。
データは最も正確で信頼できるものにもかかわらず、データを信じても当たらない。データにしばられると、何を信じればよいかわからなくなるというジレンマがあるわけです。
そんなデータに、多くの人が引き寄せられ、ジレンマに悩まされているわけです。
データ自体は悪いものではなく、JRA-VANも便利なものでしたが、今月1か月で解約する予定です。
なぜ、データで予想が当たらないのか。天気予報は当たる確率90%を超えているらしく、台風進路もほとんど正確です。しかし競馬(競艇、競輪、ナンバーズなども含む)は、当たりそうで当たらない(だからギャンブルが成立するわけですが)。
それはつまり、「データ以外の要因」が大きいということです。
データ以外の要因とは何か?天候?馬場?騎手?それらのランダム要素は、データで分析されています。
データ以外の要因とは、たとえば、騎手の判断の気まぐれや管理側からの指示、馬の気まぐれなどの、いわゆる「ランダム要素」ですが、そこまでひねくれなくても、身近なランダム要素があります。
それはズバリ、「レース展開」です。出走馬がどのようにスタートし、序盤、中盤、終盤をどう位置取りするか。最終的に1着になるにしても、戦略的に、逃げるだけでなく、わざと後ろから行く場合もあります。また、出走する他の馬とのからみで、邪魔もあったりします。
この他の馬とのからみというランダム要素が、実力があり固いと見られたお馬さんが負けてしまったり、実力不足と思われたお馬さんが勝ったりする要因というわけです。
・・・何をいまさら、と思われるかもしれませんが、私は今までそんなことにも気づかないくらいレベルが低い予想しかしてこなかったのです。
今年はさらに回収率を高めるべく、自己満足で頑張っていきたいと思います。いつまでモチベーションが続くかわかりませんが・・・
予想に必要な工程
- 実力からある程度馬を絞る作業
- レース展開を予想する作業
- 無理に穴は狙わない
- トリガミにならない馬券購入