Presence対比表

DTM
この記事は約7分で読めます。

Studio One に標準でついているソフトウェア音源に、「Presence」というものがあります。一つの楽器だけではなく、複数の楽器の音が収録されている、マルチ音源です。中の設定で、音色を切り替えて使います。

私は20年前で知識が止まっている人間なので、GM規格で規定されている楽器が揃っていると、安心します。そこで、GM規格とPresenceの対比表を作ってみることにしました。

こちらはメーカー公式のものではなく、実際に音を聞いて、私の主観で分類した音色になっています。そのため、本当の楽器の分類とは異なります。
また、私が楽曲を作る際に使いやすいようにまとめた表になっていますので、使いづらい人もいると思います。特にシンセ系は、私はあまり使わないので、雑な感じになっています。

ピアノ

伴奏にも旋律にも単独演奏にも使うピアノ系ですが、GMの音色はひととおり揃っています。音が気に食わなければ、他の音源を買うしかないですが、私には充分なクオリティです。

カテゴリはKeyboardsがほとんどです。Combinationsは、ピアノ+ストリングス、ピアノ+低音など、複数の楽器を合わせたものになっていますが、ピアノを必要とするシーンで、音に厚みを持たせるのに使えそうな音色なので、ピアノに分類しています。


クロマチック・パーカッション

音程のある打楽器を、クロマチックパーカッションと呼ぶそうです。木琴、鉄琴、ベルなどのキンキンした音が特徴です。明るさが出るので、ハモリやサブメロディー、効果音的にもよく使います。

カテゴリはPercussionに分類されているので、コンガやボンゴ、マラカスなどのイメージを持ってしまいますが、ここに挙げたような音程のあるパーカッションもあると覚えておきたいところです。


オルガン

学校のオルガンのように、単体で伴奏で使うことはあまりないですが、バッキングでよく使います。音に厚みがあるので、なにかの音に重ねたりもします。単体でメロディーにも使えます。パイプオルガンやアコーディオンは、音に特徴があるので、特定のジャンルの楽曲で使われます。

カテゴリは、ピアノと同じKeyboardsに分類されています。名前にOrganが入っているので、比較的分かりやすいですね。


ギター

電気を使わないアコースティックギター、電気を使うエレキギター、どちらも多く使います。メロディーにもバッキングにも大活躍です。元々歪んでいる音もありますし、クリーンな音にエフェクトをかけていじってもいいですね。

カテゴリはGuitarに分類されています。Combinationsは、ギター+ストリングス、ギター+フルートなど、複数の楽器を合わせたものになっていますが、ギターを必要とするシーンで、音に厚みを持たせるのに使えそうな音色なので、ギターに分類しています。


ベース 生楽器

ベースも、無くてはならない楽器です。Presenceは、シンセ系のベースの音色数が多いのですが、私はあまり使わないので、分けました。

カテゴリはBassです。生楽器系はちょっと寂しい感じですね。


シンセベース

カテゴリBassの中に、シンセベースがたくさん入っています。私はあまり使わないので、分類すらしていませんが、シンプルな音のシンセベースは、フィンガーベースっぽく使えたりするので、利用する機会もあるかもしれません。


ストリングス

弦楽器の、単体の楽器です。メロディーやサブなどの旋律を弾くのに、単体で使うことがあります。

複数の楽器を使う場合、オーケストラや四重奏など、楽器でバラバラに分かれている楽譜があって打ち込みするときはちゃんとやりますが、バッキングにはあまり使わないですね。Stringsのほうを使いますね。ほんとは単体の音を混ぜて作ったほうがリアルなんですけどね。

カテゴリはStringsに分類されています。一応の分類上は単体の楽器ですが、厚い音の音色もありますし、下のストリングスアンサンブルと変わらなかったりします。


ストリングス アンサンブル

複数の弦楽器を同時に鳴らした音を一つの音色にまとめている、いわゆる「ストリングス」です。ストリングス音色で和音を鳴らせば、それっぽくなります。

本当は高音、中音、低音で楽器の担当範囲があり、単体の楽器でそれぞれ鳴らすのか正解ですが、ポップス系のバッキングの場合、必要な音域も限られていますので、ストリングスを使ったほうが調整しやすいかもしれません。

カテゴリはStringsと、シンセ系のストリングスはSynthsにもいます。ただ、私の耳で聞いて感じた音なので、ホントは違うかもしれません。


ストリングス 声系

GM音源にあるので、いちおうまとめましたが、私はあまり使いません。なので、かなり適当です。

カテゴリはVoxに、効果音系と混ざって入っています。


ブラス

バッキングでよく使う、好きな音色ブラス系です。単音でメロディーに使うこともありますが、強すぎるのでそこまで多くは使いません。ブラスセクションに箔をつけるために、ちょっと混ぜる感じがいいのかなと思います。

バッキング目的なら、ブラスセクションも、シンセブラスも使えます。

カテゴリは、Winds & Brass と、シンセブラスは Synths です。


リード

メロディー系でよく使うサックスです。メロディーなら、アルトサックスかテナーサックス、オーボエやクラリネットも使えますね。

ブラスセクションにサックスが入っていることを最近知りまして、今後はバッキングでも使っていきたいと思っています。

カテゴリは、ブラスと同じ Winds & Brass です。


パイプ

横笛、縦笛系です。フルートはメロディーにもよく使います。あとは効果音的に使うか、ストリングスやブラスなどのバッキングに華やかさを添える感じで使います。

カテゴリは、ブラスやリードと同じ、Winds & Brass です。


シンセリード

シンセ系の曲を作ろうとしたときに使う音色ですね。メロディーに使います。

Presenceには、たくさんのシンセリード系の音があるのですが、私はあまりシンセ系、テクノ系の曲を作らないので、一覧表は雑な感じになっています。

カテゴリは、Synths が多数、あとは Keyboards や、シンセが混ざった Combinations です。


シンセパッド

シンセリードはあまり使いませんが、シンセパッドはよく使います。生楽器バンド系の楽曲でも、バッキングに薄く鳴らしたりすると、音の隙間が埋まり、寂しさが和らぎます。

カテゴリは、私の耳で聞いた感覚で選んだので、さまざまです。音程があり、音に広がりがあり、バッキングに使いやすそうな音色です。


シンセFX

GM規格で規定されているので、いちおう分類してみましたが、あまり使わないので雑です。

カテゴリは、Vox が多数と、Synths の一部です。


エスニック

このエスニックは一番分類が難しい音色です。ここでは、GM規格とはほぼ関係なく、なんとなくエスニックな雰囲気の音色は全部こちらに入れました。どちらにしろ、エスニックな曲を作るときにしか使わないからです。

そのため、カテゴリもさまざまです。


パーカッシブ / 効果音

GM規格では、楽曲に使えるようなパーカッションと効果音が用意されていますが、音色数としては中途半端で、なかなか使いこなせないものです。遊びで Gun Shot でバキュンバキュン鳴らしたりして遊ぶことはあっても、楽曲で使ったことはありません。また、ドラムセットでも同じ音が鳴るので、あえて音色として選んで使うこともありません。

ということで、この表もとても適当に、パーカッション、効果音系はすべてつっこんであります。カテゴリもさまざまです。


Presenceまとめ

Presenceの音色一覧、いかがでしたでしょうか。これをまとめる前は、そこまで音色は揃ってないんじゃないかな、という印象でした。それが、全音色を聞いて、ちょっと大変でしたが一覧にまとめてみたら、GM規格のほぼすべての音色がカバーされていることがわかりました。

今回、自分で作ったことにも意味があったと思っています。自分の耳で聞いた印象で分類しているので、楽曲で選ぶときに使いやすい表になっており、実用的です。Webページに載せたので、パソコンを使いつつ、スマホで音色をチェックしようかと思います。

分類までされたPresence音色一覧の情報はなさそうだったので、意外と需要はあるかも?


 

 

タイトルとURLをコピーしました